ハリー・ケインに警告! ブレイク後に失速したプレミア選手10名

ケインは周囲の期待に応えられるか

ケインは周囲の期待に応えられるか

勝負のシーズンが始まる photo/Getty Images

昨季大ブレイクしたトッテナムFWハリー・ケイン。当然今季も同様の活躍が求められるが、ブレイクした翌年は相手からの研究、昨季とは違ったプレッシャーなど、環境は大きく変わる。

『テレグラフ』はブレイク後に消えていったストライカーを紹介しており、ケインも同じ道筋を辿るのではないかと警告している。同紙が挙げた選手よりもケインの方が良い成績を残しているが、それゆえに大きな期待がかかることになる。

1.ダニー・カダマルテリ

17歳の若さでエバートンのトップチー ムに所属していたカダマルテリは、97-98シーズンに25試合に出場し、4ゴールを記録。アーセナル戦でも鮮烈なゴールを決め、リバプールとのマージーサイド・ダービーでも活躍した。その後も偉大なストライカーになることが期待されたが、99-00シーズンには1ゴールしか挙げられず、キャリアは失速……。その後はフラム、ブラッドフォードとレンタル移籍を繰り返し、2002年にエバートンを退団。以降一度もプレミアリーグのピッチには立っていない。

2.マイケル・ブリッジス

17歳からサンダーランドでプレイしていたブリッジスは、そこでの活躍が認められてリーズ・ユナイテッドへ移籍。デビュー2戦目でハットトリックを記録するなど、99-00シーズンには19ゴールを挙げた 。イングランドの世代別代表にも呼ばれていたが、その後は負傷に悩まされ、トップパフォーマンスを完全に失ってしまった。

3.マット・ジャンセン

カーライル・ユナイテッドでの活躍が認められたジャンセンは、マンUも獲得に動いていたが、98-99シーズンにクリスタル・パレスへ移籍。そこでも26試合に出場し、10ゴールを記録した。その後ブラックバーンへ移籍。しかしチームは2部に降格してしまい、ジャンセンも2部でプレイすることとなった。しかし00-01シーズンには得点王となったルイ・サハに次ぐ23ゴールを記録し、チームの1部昇格に貢献。しかし、プレミアリーグでの環境についていけず、自身もバイク事故を起こすなど、ピッチ外で深刻なダメージを負ってしまった。

4.フランシス・ジェファーズ

エバートンのユースチームに所属していたジェファーズは、97-98シーズンに16歳の若さでトップデビュー。98-99シーズンにはリーグ戦で6ゴールを挙げるなど、着実にステップアップを果たした。イングランドU-21代表でもアラン・シアラーと並ぶ13ゴールを記録し、01-02シーズンにアーセナルへ移籍。ティエリ・アンリの相棒という大役を任された。しかしアーセナルのレベルに順応できず、エバートンへ復帰。しかしそこでも2シーズンで0ゴールという屈辱的な記録を残し、06-07シーズンのブラックバーンを最後にプレミアリーグではプレイしていない。

5.マイケル・リケッツ

2000年にボルトンへ移籍したリケッツは、01-02シーズンの前半戦だけで15ゴールを記録。ボルトンでは98試合で37ゴールを挙げる大活躍を見せ、イングランド代表にも選出された。しかし代表で出場した試合はわずか1試合だけで、2003年にミドルズブラへ移籍。そこからは全くゴールを決めることができなくなり、32試合で3ゴールしか挙げていない。以後あらゆるクラブを転々とし、2010年以降はどのチームにも所属していない。

6.ニール・メラー

リバプールユース出身のメラーは、20歳の若さでトップチームデビューを果たした。2003年1月にシェフィールド・ユナイテッド戦でゴールを挙げると、テレビ解説者は興奮して「リバプールに最新のゴールマシンがきた」と称賛した。その後もリバプールのキーマンとして活躍したが、2006年にプレストンへ放出され、以降は全く脚光を浴びていない。

7.デイヴィッド・ベントリー

当時アーセナルでデニス・ベルカンプの後継者とみられていたベントリーは、イングランドの世代別代表にも選出され、将来を期待されていた。しかしアーセナルで結果を残せず、ローン移籍を繰り返すこととなった。プレミアリーグだけでなく、ロシアでもプレイしたが、29歳で現役を引退した。

8.ジェームズ・ヴォーン

エバートンのユースチーム出身のヴォーンは、16歳271日の若さでプレミアリーグ初得点を記録し、当時ジェイムズ・ミルナーが保持していた記録を塗り替えた。その後もウェイン・ルーニーの後釜として期待されたが、怪我に悩まされる日々を送る。結局エバートンでは定位置を確保できず、3度のローン移籍をした後にノリッジへ放出された。

9.アンディ・キャロル

10-11シーズンにニューカッスルでブレイクしたキャロルは、前半戦だけで11ゴールを挙げる活躍を見せ、その年にイングランド代表にも選出された。そして2011年1月にはリバプールへ約3500万ポンドの移籍金で移籍。順調すぎるキャリアにも思えたが、リバプールでは44試合出場6ゴールと沈黙。フェルナンド・トーレスの後釜という期待には応えられず、2013年にウェストハムへ移籍した。

10.ラヴェル・モリソン

モリソンは14歳の時にアレックス・ファーガソン監督が「史上最高の14歳」と感銘を受け、マンUへ引き抜いた。イングランド各年代代表でプレイする逸材だったが、軽犯罪を犯して選手としての評価は急落。現在はラツィオへの加入が噂されているが、契約には至っていない。

同紙が紹介した10名の中でも、ケインの活躍は群を抜いている。ケインは昨季通算31ゴールを挙げ、イングランド代表に選出。代表でもゴールを挙げ、今夏にはマンUが4500万ポンドを準備したともいわれている。昨季の活躍で異常に株を上げたケインだが、果たして彼は成功者の道を歩めるのだろうか。それとも上記10名と同じく失速するキャリアとなるのだろうか。今季が勝負の年となる。

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