ディ・マリアも? 放出時に多大な損失を出した高額移籍選手10人

獲得時とはかけ離れた額で移籍する選手も

獲得時とはかけ離れた額で移籍する選手も

マンU退団はほぼ確実に photo/Getty Images

スター選手の獲得はクラブにとって大きなニュースだが、今までと同等のプレイを見せてくれる保証はない。ピークをすでに過ぎている選手もいれば、ブレイクしてから時間が浅く、過大評価されている選手もいる。また、どんなスター選手もいつの日か退団の時はやってくる。引退なら良いが、他クラブへ売却する際に市場価値が下がっていることもある。

『デイリー・メール』はマンチェスター・ユナイテッドFWアンヘル・ディ・マリアのPSG移籍がほぼ確実になったこの段階で、獲得に費やした金額と売却で得た金額の差額が大きい「損失を出した選手10名」を紹介している。

移籍金が高騰するサッカー界だが、大金を費やして獲得した選手が何年間トップパフォーマンスを維持してくれるのか、クラブとして正しい補強だったかを見つめ直すべきかもしれない。

1.カカ


ミラン→レアル・マドリード:5600万ポンド、レアル・マドリード→ミラン:フリー 損失額:5600万ポンド

ミランでバロンドール、FIFA最優秀選手賞を獲得したカカは、ベルナベウでの入団会見に5万人ものサポーターが集まる人気ぶりだった。しかし負傷の影響などもあり、持ち前のスピードは徐々に低下。ダイナミックなドリブルは影を潜め、レアルでは120試合に出場して29ゴールしか挙げることが出来なかった。

2.フェルナンド・トーレス


リバプール→チェルシー:推定5000万ポンド、チェルシー→ミラン:なし 損失額:5000万ポンド

リバプールとスペイン代表で鮮烈なパフォーマンスを見せていたトーレスだったが、チェルシーでは目立った活躍を見せることが出来なかった。リヴァプールでの4シーズンで81ゴールを挙げたのに対し、チェルシーでの4シーズンでは45ゴールと半分近く落ちている。

3.アンドリー・シェフチェンコ


ミラン→チェルシー:3080万ポンド、チェルシー→ディナモ・キエフ:なし 損失額:3080万ポンド

2006年当時チェルシーのクラブレコードを更新したシェフチェンコは 、ミランでのゴールラッシュを再現することは出来なかった。加入当時で29歳だったが、ピークは過ぎていたのだろうか。

4.アンディ・キャロル


ニューカッスル→リバプール:3500万ポンド、リバプール→ウェストハム:1550万ポンド 損失額:1950万ポンド

10-11シーズンにニューカッスルでブレイクしたキャロルは、当時の英国人最高額でリバプールへ移籍。しかし確かに10-11シーズンは見事な働きぶりだったが、ニューカッスルでプレイしたのは1年にも満たない。1シーズン通して活躍していない当時22歳の若者に3500万ポンドは高額だったのではなかろうか。

5.アンヘル・ディ・マリア


レアル・マドリード→マンU:5970万ポンド、マンU→?

今回の主役となっているディ・マリアだが、当然マンUがレアルに支払った5970万ポンドを満額回収できるはずはない。昨季の印象は悪く、同メディアの予想では4440万ポンド程度の移籍金になるとみられている。つまり損失は1530万ポンドとなる。同選手の実力に疑いの余地はないが、プレミアの環境に順応できなかったことが大きい。PSGへの移籍が濃厚となっているが、そこでは実力を発揮できるだろうか。

6.ロビーニョ


レアル・マドリード→マンC:3250万ポンド、マンC→ミラン:1500万ポンド 損失額:1750万ポンド

マンCは当時大型補強の真っ最中であり、ロビーニョもまた当時の英国史上最高額での移籍だった。しかし素行に問題があり、指揮官のマーク・ヒューズとも良好な関係を築けなかった。結局在籍は2シーズンだけで、2010年にミランへ移籍した。

7.エマニュエル・アデバヨール


アーセナル→マンC:2500万ポンド、マンC→トッテナム:500万ポンド 損失額:2000万ポンド

アデバヨールもマンCの大型補強の1人として獲得された選手で、プレミアリーグを知る選手としても期待された。しかし話題となる場面は少なく、アーセナル戦でゴールを決めた後にアーセナルサポーターが待つスタンドまで走って行ったパフォーマンスが記憶にあるくらいか。

8.ファン・セバスティアン・ベロン


ラツィオ→マンU:2810万ポンド、マンU→チェルシー:1500万ポンド 損失額:1310万ポンド

セリエAで名声を手に入れたベロンだったが、マンUでは目立った活躍を見せることは出来なかった。また、そんなプレミアリーグで本来のパフォーマンスを見せることが出来なかった同選手をチェルシーが獲得したというのが驚きだ。結局チェルシーでも4年間で7試合にしか出場せず、インテルへのローンを挟んで母国へ復帰した。

9.カルロス・テベス


マンU→マンC:2550万ポンド、マンC→ユヴェントス:1200万ポンド 損失額:1350万ポンド

マンUからマンCへの移籍で物議をかもしたが、クラブ史上2番目の早さで50ゴールを達成し、まだ優勝候補とは呼べなかったマンCで献身的な働きを見せた。しかし、その後のユヴェントスでの活躍を見るとマンCとしては悔いの残るものだったかもしれない。

10.ディミタール・ベルバトフ


トッテナム→マンU:3075万ポンド、マンU→フラム:500万ポンド 損失額:2575万ポンド

プレミアリーグでも指折りのテクニシャンだったベルバトフは、10-11シーズンにプレミアリーグ得点王も獲得している。決して悪い補強とはいえなかったが、売却額はあまりに安い。優良な選手2名分は確保できるだけの損失が生まれている。

今の地位を築くために大型補強を行ってきたマンC、チェルシー、そして意外にもマンUも損失を被っている。中でも気になるのは、カカ、トーレス、シェフチェンコ、ロビーニョといったピークの境目を見極められなかった選手たちだ。どの選手も以前の所属クラブで偉大な功績を残しているが、獲得したときにはキャリアの下り坂にかかっていたのかもしれない。

また、アンディ・キャロルのように急ぎすぎた例もある。ニューカッスルでのプレイは鮮烈なものだったが、リバプールに全くといっていいほどフィットしなかった。チームスタイルにフィットするのか、現在の活躍はフロックではないかといった部分を見極めなければならない。

今夏にも20歳のスターリングに4900万ポンドといった大金が支払われているが、どうなるだろうか。

記事一覧(新着順)

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

最新号を無料配信中!
電子マガジン「ザ・ワールド」
No.236 次世代を担え! 超注目ヤングスター29人
theWORLD(ザ・ワールド)は世界中のサッカーを網羅する、日本初のスマートデバイス対応フリーミアム 電子マガジン!

雑誌の詳細を見る

人気記事ランキング

INFORMATION

記事アーカイブ