日本代表FW岡崎慎司が所属するイングランド・プレミアリーグのレスター・シティは1日、イングランド2部のバーミンガムとの親善試合を行った。レスターにとってはリーグ開幕前の最後のトレーニングマッチとなるこの試合、岡崎はベンチスタートとなった。
前半はバーミンガムのペースで進んだ。23分にデイヴィッド・コッテリルの強烈なFKで先制すると、その1分後にもデマレイ・グレイがミドルシュートで2点目を挙げた。後半に入るとレスターは58分にCKからロベルト・フートが押し込んで1点返したが、大きく流れが変わるのは72分に岡崎を投入してからだった。
76分、ペナルティエリア手前でボールを受けた岡崎は華麗なターンで前を向き、エリア内に侵入しようとする。これにバーミンガムDFが反応して後ろから岡崎を倒し、レスターはFKを得る。この右サイドからのFKのこぼれ球をダニー・ドリンクウォーターが押し込んで同点にすると、83分に右サイドからのクロスに岡崎が頭で飛び込んで合わせ、ネットを揺らす。レスターでの初ゴールは岡崎らしいダイビングヘッド、そして決勝点となった。試合はこのまま3-2でレスターが勝利している。
見事な逆転勝利を収めたレスターは8日のリーグ開幕節でサンダーランドと対戦する。終盤戦にかけて大きく勝点を稼いだ昨シーズンのようにリーグに旋風を巻き起こすことは出来るだろうか。
[スコア]
レスター・シティ 3-2 バーミンガム
[得点者]
レスター・シティ:フート(58)、ドリンクウォーター(76)、岡崎(83)
バーミンガム:コッテリル(23)、グレイ(24)