1日未明、バイエルン・ミュンヘン名誉会長フランツ・ベッケンバウアー氏の子息、ステファン・ベッケンバウアー氏が脳腫瘍で亡くなった。46歳の若さだった。
ステファン氏は父フランツの一人目の妻との間に1968年に生まれた。父が活躍したバイエルンの下部組織でユース年代を過ごした後、TSV1860ミュンヘン、FCザールブリュッケンといったクラブでプレイしたが、膝の負傷に悩まされ、1997年に現役生活を終えた。現役時代はDFとしてプレイ。
引退後の1999年からはバイエルンの下部組織で指導者としてのキャリアを始め、ドイツ代表選手であるバスティアン・シュヴァインシュタイガー、フィリップ・ラーム、トーマス・ミュラー、マッツ・フンメルスといった選手たちを指導している。
独『ビルト』の情報によれば、ステファン氏は2年前に脳腫瘍が発覚し、闘病生活を続けていたという。
現役時代に所属したザールブリュッケンはクラブを通じて訃報を報せ、「彼の家族と友人たちに想いを寄せています」というメッセージを送った。