レアルと戦った本田圭佑、この一戦は来季へのアピールとなったか!?

決定機演出も伊メディアは厳しい目線

決定機演出も伊メディアは厳しい目線

クリスティアーノ・ロナウド(中)と競り合う本田(右)。photo/Getty Images

30日に行われたインターナショナル・チャンピオンズ・カップで、ACミランはレアル・マドリードと対戦。90分では勝敗がつかなかったが、PK戦で敗れ去ることとなった。

この一戦、ミランは来季のファーストチョイスと見られる4-3-1-2で挑んだ。前半はトップ下にスペイン人MFスソが入り、2トップには若手FWニアンとFWチェルチが入った。前半は、3分にDFアントネッリと38分にFWニアンにチャンスが合ったが、どちらもドリブルで突破した個人技によるものだった。MFスソは取るポジションが低く、ボールを下げる場面も多く見られ、前線の2枚は孤立することも多かった。

一方、主力組と見られるメンバーが揃った後半はFW本田がトップ下に入り、新加入のFWバッカとFWルイス・アドリアーノの2トップに対してタクトを揮った。

この日FW本田はドリブルを極力減らし、シンプルなボールタッチで味方を活かそうと努めていた。61分には本田が起点となり決定機が生まれる。正確なクロスからFWルイス・アドリアーノが頭で落とし、FWバッカがシュート。球筋の早いボールだったが、GKカシージャに横っ飛びでセーブされた。70分には、FW本田がFWバッカへの鋭い縦パスを通し、MFマウリがシュートまで持っていった。

その後、レアルがMFハメス・ロドリゲスやMFイスコらを投入し、攻勢に出てからは本田も守備に追われる時間が多くなった。PK戦での落ち着き払ったシュートは見事だったが、最後の20分間はあまり存在感があったとは言えなかった。

ちなみにミラン専門ニュースサイト「ミランニュース」による本田の採点は「5.5」。これはチーム内で2番目に低い数字(最低点は5.0のチェルチ)。前半に同ポジション務めたMFスソと同じ点数で、現地メディアは2人のトップ下は及第点と見ていないようだ。

この試合を見る限りではスソよりも本田のほうが多くチャンスを作り出していたが、ポジション争いで最大のライバルとなるのはイタリア代表MFボナヴェントゥーラである。レアルとの試合は体調不良により欠場となったが、インテル戦で後半から出場した際に、同サイトは彼に対して「6.5」の高い評価を与えている。

インテル戦ではDFメクセスのスーパーゴールがあったが、MVPに選出された本田。レアル戦でも数回チャンスを生み出した。本田自身には言及はなかったものの、新指揮官はこの一戦に満足しているコメントを残していることから、現時点で本田にネガティブな印象はないだろう。

攻守にバランスが取れる本田か、バイタルエリアで違いを生み出せるボナヴェントゥーラか。どちらがファーストチョイスとなるかどうかは、8月に行われるアウディカップでの出来など、もう少し判断材料が必要となるだろう。

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