[日本代表]ハリルホジッチ監督が準備期間の短さを嘆く

東アジア杯への準備期間が短いと指摘したハリルホジッチ監督。Photo/Getty Images

JFA(日本サッカー協会)が東アジア杯に臨む日本代表23名を発表した。国内組中心の編成となっていて、海外でプレイする選手は招集されていない。韓国、北朝鮮、中国という東アジアのライバルたちとの対戦を通じて、新戦力を発掘することがテーマとなっている。「(新しい選手たちは)自分の価値、能力をみせるときがきた。野心を持ってプレイしてほしい。試合を通じて、次も呼べるかどうか見極めたい」と語ったのはハリルホジッチ監督である。

新戦力に期待を込める一方で、指揮官は東アジア杯は難しい大会になることも強調した。そもそも国内組で臨む大会だが、Jリーグが29日にあるため30日に集合し、開催地である中国の武漢へ移動する。そして、8月2日に初戦の北朝鮮戦が行なわれる。チームを仕上げる時間は、31日、1日しかない。新しい戦力を発掘したいハリルホジッチ監督にとっては、もっと時間がほしいところである。実際、23名を発表した記者会見では「準備に1週間はほしかった。出発前にタクティクスの練習もできない」と嘆きのコメントをしている。もっとも、「うんざりして言い訳を探すのではなく、勝つためのトライをしてカップを持ち帰りたい」とポジティブな言葉も残している。

厳しい条件は他にもある。発表された23名のなかから今後にケガ人が出た場合は、29日深夜にバックアップメンバーと入れ替えるという。太田宏介(FC東京)、柴崎岳(鹿島)の2人はケガを抱えており、ハリルホジッチ監督自身が選手本人と電話で連絡を取り、プレイできるかどうか確認したほどである。ちなみに、太田宏介が不参加となった場合、車屋紳太郎(川崎)を招集すると指揮官がすでに宣言している。

現地でも問題が待ち受けている。大会中はひとつの練習グラウンドを参加4チームで時間を分けて使用するという。現状、日本代表のトレーニングスケジュールは1回ぶんしか決まっておらず、武漢に到着してからもチームを作るような時間はない。その他にも、気候、ピッチ状態などさまざまな困難な条件が待ち受けている……。

「私は試合が終わったあとに言い訳はしたくない。だからこそ、試合前に言っておく。気温40度、湿度が60%から70%の環境のなか、短い準備期間で戦わなければならない。ピッチ状態も悪いと聞いている。こうした条件、環境においても、勝つための準備をする。現地では野心を持って戦う。選手には強いメンタルをピッチで見せてほしい」

まだ大会ははじまっていない。しかし、日本代表の準備状況、現地の環境を考えると、どんな大会になるかある程度は想像がつく。間違いなく、厳しい戦いになる。

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