チリがコパ・アメリカ初優勝! PK戦にもつれ込む死闘を制す

アルゼンチン、後半アディショナルタイムの決定機生かせず

アルゼンチン、後半アディショナルタイムの決定機生かせず

開催国チリが初優勝を果たした。photo/Getty Images

チリで開催されているコパ・アメリカ2015は現地時間4日、エスタディオ・ナシオナル(首都サンティアゴ)で決勝戦を行い、開催国チリと最高のアタッカー陣を擁するアルゼンチンが対戦。スタジアムを真っ赤に埋め尽くした大観衆の声援を受けるチリと、1993年大会以来の南米制覇を目指すアルゼンチンとの一戦となった。


キックオフからしばらくは主導権の奪い合いになった。チリは積極的にアルゼンチンサイドバックの背後にできたスペースを狙う。アルゼンチンはFWリオネル・メッシが起点となりチリゴールに迫る。最初に好機を迎えたのはチリだった。11分、FWアレクシス・サンチェスが右サイドを突破すると、中央へクロスを送る。アルゼンチンDFがクリアするも、こぼれ球を拾ったA・ビダルがシュートを放つ。このボールをGKセルヒオ・ロメロが弾き出してピンチを凌いだ。

対するアルゼンチンは20分、ペナルティエリア付近の右サイドでFKを獲得すると、FWリオネル・メッシがグラウンダーのクロスを送る。FWセルヒオ・アグエロがヘディングで合わせるも、GKクラウディオ・ブラボがブロック。守護神がビッグセーブを見せる。

25分、アルゼンチンにアクシデントが起こる。ディマリアがドリブルで長い距離を走り、前線にボールを運ぼうとする。チリの守備陣に囲まれてボールを奪われると、ディマリアはピッチに座り込んで左の腿の筋肉を負傷を訴えた。その後28分に、指揮官のヘラルド・マルティーノはディマリアに代えてエセキエル・ラベッシをピッチに送り出す。

その後は、両チームともに中盤で一対一の守備が光り、相手に起点を作らせない。そのまま0-0で前半を終了し、後半を迎える。

後半、ホームの大声援を受けるチリがアルゼンチンゴールに襲いかかる。65分、前半のチャンス同様に右サイドをA・サンチェスが突破し、クロスを送る。このボールを見事なトラップで受けたA・ビダルがシュートを放つも、アルゼンチンDFに阻まれる。

試合の流れを変えたい両チームの監督は同じタイミングで選手を交代する。74分、アルゼンチンはFWセルヒオ・アグエロに代えてFWゴンサロ・イグアインに。チリはMFホルヘ・バルディビアに代えて、攻撃的なMFマティアス・フェルナンデスを投入する。すると、81分、MFアランギスから浮き球のパスを受けたFWアレクシス・サンチェスがシュートを放つ。フリーで放ったシュートだったが枠をとられきれず、決定機を生かせない。

試合終了間際のアディショナルタイム、アルゼンチンはカウンター攻撃から決定的なチャンスを迎える。ドリブルで一人をかわしたメッシが、相手DFの背後に抜け出したMFラベッシにパスを供給。ラベッシが折り返しのクロスを中央に送り、FWイグアインへとつないだがシュートは枠を捉えきれず。ようやく迎えた決定機をものにすることができない。

試合は90分で決着がつかず、延長戦に突入する。延長戦でも両チームともに守備陣の集中力は衰えない。延長前半15分、チリのアレクシス・サンチェスがDFラインの背後に抜け出してシュートを放つも、大きくクロスバーを越す。その後も決定機を生かせず、PK戦にもつれ込む。アルゼンチンは2人目にキッカー、FWイグアインがPKに失敗。さらに3人目のキッカー、バネガのシュートもGKブラボに阻まれる。チリは3人がPKに成功し、迎えた4人目のキッカー、アレクシス・サンチェスのシュートがネットを揺らした瞬間、スタジアムは大歓声に包まれた。

その結果、開催国チリがPK戦を制してコパ・アメリカ初優勝を果たした。

[スコア]

チリ 0-0(PK4-1) アルゼンチン

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