[女子W杯]ドイツの猛攻を耐えきったイングランドが延長後半のPKで劇的勝利! 同国初の女子W杯3位入賞

しびれを切らしてしまったドイツ

しびれを切らしてしまったドイツ

PKを決めたウィリアムズにベンチからも選手が飛び込んできた。photo/Getty Images

エドモントンのコモンウェルズスタジアムでは現地時間4日、ドイツとイングランドによる3位決定戦が行われた。

ドイツは準決勝アメリカ戦から5人の先発を入れ替え、大会通算5得点を挙げるMFミタークがベンチからのスタートとなった。対するイングランドは日本戦から3人の選手を入れ替え、今大会初となる5バックを使った布陣でドイツの攻撃力を封じにかかる。

前半の展開は、優勢にボールを持つドイツに対してイングランドの守備が効いていた。開始早々の1分にMFデブリッツからのクロスにFWペーターマンが頭で合わせるが、イングランドのGKバーズリーが弾き出す。続く8分にも、ドイツの右サイドバックのシュミットがクロスをDFが間一髪でクリアしてみせた。

ドイツは大会得点ランクトップに立つサシッチに次々とボールを送り、先制点を狙いにいくも、その狙いのシンプルさがイングランドのDFに読まれていた。42分にもクロスにサシッチが合わせたが、これは枠の外へ。満足な形でチャンスがサシッチに回らない1stハーフとなった。

この試合の最大の得点チャンスは50分に訪れた。ドイツは右サイドの高い位置でボールを持ったサシッチが中のデブリッツにクロスを送り、これをダイレクトで合わせたが、GKバーズリーが防いだ。

67分、ドイツは左サイドバックのケメが切り込んで右足のシュートを放ったが、これはあとわずかでゴール右にそれた。ここまでイングランドの倍以上のシュート数を記録したドイツだが、スコアは後半半ばに入っても依然0-0となっている。

攻め込まれるイングランドに決定機が訪れたのは75分。カウンターからMFスコットがゴール前でパスを受け、シュート体勢に入る。ドイツのGKアンゲラーは詰め寄ったがかわされ、スコットはシュートを放ったが、これはイングランドのDFに当たり、弾かれる。このこぼれ球に詰め込んだのはイングランドのカーニーだったが、これもゴールとはならなかった。

90分で決着がつかなかったこの試合は延長戦に突入。104分にはドイツのライポルツがセットプレイから強烈なミドルシュートを放ったが、これは枠を捉えきれず。

しびれを切らすドイツはとうとう、試合を変えてしまった。交代出場したイングランドのサンダーソンがペナルティエリア内に侵入した際、ドイツSBケムがボールの無いところで腕を使った進路妨害をし、これを見逃さなかった主審にPKをとられてしまう。これをキッカーのウィリアムズが冷静に決め、試合終了前の110分、再三攻め込まれたイングランドがとうとう先制した。

114分にはイングランドのペナルティエリア付近で笛が吹かれ、今度はドイツにPKかと思わされるも、これはわずかにエリア外の判定。至近距離からビアンカ・シュミットの強烈なシュートが枠に飛んだが、この日何度もファインセーブを見せたバーズリーが今度もしっかりとしたキャッチを見せた。

激戦が繰り広げられたこの試合は、とうとう終了のホイッスルが鳴らされた。イングランドは世界ランク1位のドイツを破り、同国史上初のサッカー女子W杯でのメダル獲得を達成した。イングランドがベスト4以上にW杯で進出するのは、1966年の男子代表以来の快挙となる。

[スコア]

ドイツ 0-1 イングランド

[得点者]

イングランド:ウィリアムズ(110, PK)

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