U21欧州選手権に参加したイングランド代表は1勝2敗でグループステージ敗退を喫した。イングランドのメディアは監督、選手を批判する報道を連日伝えたが、この一連の流れに釘を刺したのが元イングランド代表MFジョーイ・バートン(32)だ。英『BBCラジオ』に出演したバートンはイングランドの国際舞台での停滞はその文化にあると語った。
「誰もが悪いことを何かのせいにしたがるが、そうじゃない。監督のせいでも、選手のせいでもないし、何か一つに理由を探すことは出来ないね。これは色々なものが蓄積された結果だ」
「イングランドのサッカー文化は上から下まで腐りきっている。何も変わろうとはしていない。結果が出なければ監督を変え、大量にカネを使う。それじゃ何も変わらないさ。これが続けばイングランド代表は今後も国際トーナメントで低パフォーマンスに終始するだろうさ」
短絡的な見方がイングランドサッカーの文化の根底にあり、それが代表チームの停滞につながっていると話したバートン。続いて、代表選手は国を代表しているという自覚を持つべきだと主張した。U21欧州選手権ではジャック・ウィルシャー、ロス・バークリー、オックスレイド・チェンバレンら世代の中心となる選手が招集されていない。
「FAは彼らに言うべきだね。『もし出場資格を持ちながら招集を拒否するなら今後何年も代表チームに呼ばない』と。どの世代の代表であれ、選手は国を代表することへの情熱を取り戻さなければならない」