プレミアリーグが熱視線! U20W杯で活躍する10人の新鋭
ドンサーは既にビッグクラブから注目
乾、長谷部とフランクフルトでプレイするステンデラ。photo/Getty Images
イギリスのサッカー雑誌『フォー・フォー・ツー』が10日、ニュージーランドで行われているU-20W杯の注目選手を、「プレミアリーグが熱視線を送る10人の若手」と題してピックアップした。その中には、既に所属クラブで頭角を現している選手からこの大会で一躍注目を浴びるようになった選手まで様々な選手が含まれている。
以下、注目選手をご紹介。()内は年齢、国籍、ポジションの順。
マルク・ステンデラ
(19、ドイツ、MF)
昨シーズン、マルク・ステンデラは所属するアイントラハト・フランクフルトで定位置を確保。26試合に出場して3得点5アシストを記録した。今大会ではここまでのところ、3試合で4得点(得点ランキング2位)と、見事な成果を残している。
アンドレ・シウバ
(19、ポルトガル、MF)
ポルトに所属するアンドレ・シウバはクラブでは昨シーズンBチームで35試合に出場して7ゴールを記録。今大会ではグループリーグの3試合全てで得点している。
ジョバンニ・シメオネ
(19、アルゼンチン、FW)
リーベル・プレートに所属するジョバンニ・シメオネ。今年行われたU20南米選手権では大会史上2位タイとなる9ゴールを挙げてアルゼンチンの12年ぶりの優勝に大きく貢献し、「アグエロ2世」として国内で注目を集めている。今大会では3試合で1ゴール。父はアトレティコ・マドリーで監督を務めるディエゴ・シメオネ。
ヴィクトール・コヴァレンコ
(19、ウクライナ、FW)
昨シーズンは所属するシャフタール・ドネツクのトップチームで4試合に出場したコヴァレンコ。グループステージで5得点を挙げ、決勝トーナメント進出に大きく貢献。最終節のアメリカ戦ではハットトリックを記録。暫定で大会得点王となっているが、10日の決勝トーナメント一回戦のセネガル戦でウクライナの敗退は決定している。
ゴットフレッド・ドンサー
(19、ガーナ、MF)
所属するカリアリで昨シーズン21試合に出場して2ゴールを記録。同国出身のエッシェンを彷彿とさせるような高い能力を持つCMFであり、アーセナル、トッテナムといったプレミアリーグのクラブの他、ユヴェントスも関心を持っている。今大会ではここまで4試合に出場して、ガーナの16強進出に貢献している。
ハニー・ムクター
(20、ドイツ、MF)
ムクターは今大会を通じて自身の価値を大きく高めた。グループリーグのフィジー諸島との試合でハットトリックを記録し、ドイツのグループ首位通過に大きく貢献。このMFをわずか50万ユーロでベンフィカに放出したことをヘルタ・ベルリンは後悔することになるだろう。
アレクシス・サパタ
(20、コロンビア、MF)
このコロンビア人MFは、ボールを持った時のその落ち着いたプレイぶりで注目を集めた。グループステージのセネガル戦では最も輝きを放ったプレイヤーだった。どのような時でも喜んでボールを受け、パスを散らしていく。フレディ・グアリン(インテル)、ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー)、フアン・キンテロ(ポルト)を輩出したエンビガドFCからウディネーゼに移籍。
チーノ・カサーリ
(19、オーストリア、GK)
6フィート4インチ(約190cm)のこのオーストリア人GKは、グループステージのアルゼンチン戦で大活躍。無失点で終え、アルゼンチンがグループBの主役となることを阻止した。グループ3試合でわずか2失点。クラブはオーストリア・ウィーン所属。
ロドリゴ・アマラール
(18、ウルグアイ、MF)
グループ3試合を通して合計90分しか出場していないが、その優雅なボールタッチはウルグアイのレジェンド、エンツォ・フランチェスコリを彷彿とさせる。多くのクラブが彼に関心を寄せる中で今年、所属するクラブ・ナショナルと正式なプロ契約を交わした。
ミキタ・ブルダ
(20、ウクライナ、DF)
ウクライナはグループステージ3試合で無失点という素晴らしい成績を残したが、その堅守を支えたのはCBのブルダだった。彼は4年前、16歳の時にディナモ・キエフに加入し。昨年トップチームデビューを飾った。昨シーズンは公式戦14試合に出場したが、そのうちの6試合はヨーロッパリーグだった。