[日本代表] 就任3試合目を迎えるハリルジャパン。監督の志向するサッカーとは

求められる戦術理解力

求められる戦術理解力

ヴァヒド・ハリルホジッチ監督。photo/Getty Images

日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督は、11日に行われるキリンチャレンジ杯のイラク戦(日産スタジアム)で就任後3試合目を迎える。3月の親善試合、ウズベキスタン戦、チュニジア戦での快勝を収めた指揮官だが、どのようなサッカーを志向するのかはまだ見えてこない。1日の会見で戦術について尋ねられると、以下のように答えた。

「チームの戦い方に関しては、各試合によって異なります。しっかり相手を見て、戦術を用いていきます」

「3月のウズベキスタン戦では、ハーフタイムに変更を行いました。前半は積極的に前からプレスをかけていましたが、試合のペースを考えた時に変えなくてはならないと考えました。後半はしっかりと守った状態から、ボールを奪った時に攻め上がるサッカーに変えました」

「シンガポールはレベルの高い相手ですが、我々は多くのFWを用意し、攻めに力を入れたいと考えています。守備でも力を抜かず、チーム全員にハードワークが求められます。それはFWも同じですね」

固定の戦術を用いるのではなく、相手に合わせた戦い方を選択すると語ったハリルホジッチ監督。今月16日に行われるW杯2次予選の初戦となるシンガポール戦を見据え、攻撃に力を入れつつも、守備でもハードワークが必要だと話した。

「各試合によって準備は異なりますが、それはブロックを高く設定するか、低く設定するかという違いに過ぎません。低い位置に設定した場合は、自陣で守り、カウンターに転じた時に岡崎や武藤が素早くゴールを狙う。そういった狙いもあります」

「試合中のこのような戦術の変更について、これまでの日本代表は慣れていませんでした。もちろん選手には『こういう風にやってください』という指示をします。試合の中では、変える必要がある時と、そうでない時があるのです」

ラインを高く保って相手を押しこむか、下げてカウンターを狙うかは相手次第、そして試合の展開次第と語ったハリルホジッチ監督。昨年W杯まで指揮を執ったザッケローニ監が用いた戦術はどちらかと言えばショートパス主体のポゼッションサッカー、後を引き継いだアギーレ監督は縦に速い速攻型のサッカーを展開したが、ハリルホジッチ監督が志向するのは戦術にとらわれないフレキシブルな戦い方であるようだ。

当然ながら、試合中の戦術変更は選手の高い理解力が必要となる。これまでの日本の試合を見て研究してきたハリルホジッチ監督がウィークポイントに挙げたこの点をどのように強化していくかに注目だ。

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