[日本代表] 国内組、海外組問わず「競争」を植えつけたいと語るハリルホジッチ監督

効果を上げるミニキャンプは今後も積極的に開催予定

効果を上げるミニキャンプは今後も積極的に開催予定

ヴァイッド・ハリルホジッチ photo/Getty Images

1日に行われたW杯2次予選に臨むメンバー発表において、ヴァヒド・ハリルホジッチ日本代表監督は選手選考をする上で重要視するポイントについて、自身の考えを明かした。

「選手選考はパフォーマンスを重視しています。海外でプレイしているから代表に選ぶ、ということはしていません。国内でプレイしている選手にチャンスがない状況を作ることだけは避けるようにしています」

国内組、海外組を問わず、パフォーマンス重視で選考をしたと話したハリルホジッチ監督。実際に監督は選手の名前を挙げ、より具体的な説明を行った。

「例えば乾は海外でプレイしていますが、今回は武藤と宇佐美を選んだ。アタッカーではコンスタントな出場機会を得ていることを重要視しています。一方、川島はクラブで試合に出ていませんが、見てみたいと思いました。酒井高徳も出場機会を減らしていましたが、国内を見渡したときに彼よりも良いプレイをしている右SBがいなかったため、選出しました」

所属クラブで出場機会を減らしていた乾貴士は今回選ばれていない。乾は監督の構想の中ではサイドアタッカーであるため、今回の選出では原口、宇佐美、武藤との競合で外す決断を下したと考えられる。国内で好調を維持する武藤と宇佐美、ヘルタ・ベルリンでダルダイ新監督のもと、レギュラーの座を射止めた原口と、このポジションは現在層が厚い。

一方クラブでなかなか出番の来ない酒井高徳が選出されていることからも、各ポジションの兼ね合いがあることが分かる。右SBのレギュラーであった内田篤人が負傷で招集出来ないことが決まり、人材探しが始まったものの、ハリルホジッチ監督の求める水準を満たす右SBは国内リーグでは見つからなかったようだ。

「代表はポジションが保証されているわけではありません。そういう意味でも、やはりミニキャンプをやりたいと考えています。国内組の競争を全ての選手に見せたい、チームに競争を植えつけたいと考えています。良いパフォーマンスをしていたら、呼ばれるということです」

ハリルホジッチ監督のもと、5月12日から2日間にかけて行われたキャンプの効果は目に見える形で現れた。FW杉本健勇(川崎)がキャンプ終了後のリーグ戦3試合で4得点を挙げ、一気に得点ランキング4位まで駆け上がっている。その他、代表選出以降高いパフォーマンスを見せるDF藤春(ガンバ大阪)など、監督の指導は大きな成果を上げている。

3月の親善試合ウズベキスタン戦、チュニジア戦ではGKを除く全ての招集したフィールドプレイヤーを試合に出場させるなど、積極的にこれまでも選手に出場機会を与えてきた監督の言うことだけに、「競争を植えつけたい」という言葉には説得力があった。5月のキャンプからは谷口彰悟(川崎)、丹羽大輝(ガンバ大阪)が選出され、2名ともA代表初選出となった。どのような形でチームの中に組み込んでいくのか、その手腕に注目が集まる。

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