失意のラストゲームも”らしさ”を見せたクロップ監督 「人生はまだ続く」

「ヴォルフスブルクには祝辞を」

「ヴォルフスブルクには祝辞を」

別れを告げるクロップ監督。photo/Getty Images

30日に行われたドイツ杯決勝でヴォルフスブルクに1-3で敗戦し、7年間務めたドルトムントでの最後の仕事を不本意な形で終えたユルゲン・クロップ監督が試合後、インタビューに答えた。クラブ公式サイトがその内容を伝えている。

「失望感はとてつもなく大きい。我々は良い試合をしたし、テンポをおおよそ掴んでいたが、ディフェンス面ではひどかった。失点はバカバカしいものだったね。うちは前半終了までに1点差に詰め寄ることだって出来た。PKが与えられるべきシーンもあったが、それが無かったから敗戦したわけではない」

前半の5分に幸先よく先制したドルトムントだったが、その後に2点目を挙げることが出来なかったことがこの試合を分けたと言える。17分には香川がロイスに絶好のクロスボールを提供したが、負傷明けのドイツ代表MFはこれを決められなかった。その後、21分にグスタボに同点弾を決められると、立て続けにデ・ブライネとドストのゴールを許し、前半終了時には2点ビハインドの1-3となっていた。

「ハーフタイムの後にも、いくらかのチャンスがあった。ハーフタイム中はまだスペクタクルを提供することが出来るような気がしていたんだ。チームはいささか運にも見放されていたね。最後に敗戦することは必要としたことじゃないよ。だが、ヴォルフスブルクには心からの祝辞を述べたいと思う。人生はまだ続くんだ」

ドルトムントでのラストゲームはクロップ監督にとって腹立たしいものとなった。それはコメントにもよく表れている。試合は運に見放された部分があったとしても、リーグ2位で終えたヴォルフスブルクと、7位で終えたドルトムントには大きな力の差があった。

しかし、それでもクロップ監督は勝利チームへの賞賛を惜しまなかった。元ドルトムントのFWペリシッチと試合後に握手をすると、クラブの全ての関係者と握手と、抱擁を交わし、別れを惜しんだ。

ドルトムントを退任する監督の今後の就任先は決まっていない。魅力的なサッカーを展開し、クラブに多大な情熱を注ぎこんだクロップ監督の退任を惜しむ声は多いが、まだ47歳と若い彼の監督としてのキャリアはまだまだ続く。今日の試合でも見せたような、ピッチサイドでの激しい身振り手振りや、大きな声を出す姿をどこか他のクラブで見る日は近いかもしれない。監督の言葉を借りれば、人生はまだ続くのだから。

記事一覧(新着順)

注目キーワード

CATEGORY:ドイツ

注目タグ一覧

最新号を無料配信中!
電子マガジン「ザ・ワールド」
No.243 リヴァプール解剖論
theWORLD(ザ・ワールド)は世界中のサッカーを網羅する、日本初のスマートデバイス対応フリーミアム 電子マガジン!

雑誌の詳細を見る

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ