風当たりが強まるFIFA会長が汚職に言及 「一部の人間がやったこと」

FIFAという組織自体が岐路に立たされている

FIFAという組織自体が岐路に立たされている

演説するブラッター会長。photo/Getty Images

29日にスイスのチューリッヒで行われるFIFA(国際サッカー連盟)会長選挙に先立って行われた総会議で、5期目の再選が有力視されている現職のブラッター会長が壇上に上がり、贈収賄の発覚によって9名の幹部が逮捕された一連の汚職事件についてコメントした。スイス『シュヴァイツァー・ラディオ・フェルンゼーエン』が伝えている。

「一連の出来事は、サッカーとこの会議に暗い影を落とすものです。さあ、この影を取り去りましょう! 我々はサッカーの評判をFIFAが落とすようなことを許してはなりません」

「これらの出来事は、少数の人間が引き起こしたことであり、組織全体の責任ではありません。その人達は、サッカーにおいて我々が信条とする規律、リスペクト、フェアプレイを忘れてしまった人たちです」

「私は彼らのような人々に対して進んで責任を取る準備が出来ています。我々は今、岐路に立たされています。そうである故、団結し、向上に励まなくてはなりません」

会議に先立って演説を行ったブラッター会長の発言の要旨は、一部の人間が起こしたことを強調するもので、あくまでもFIFA全体が組織的に汚職に絡んだわけではないと強調するものだった。

一連の汚職事件によって、日に日に現職に対する風当たりは強くなっている。FIFAのメインスポンサーであるコカ・コーラ、VISAなど複数の企業が契約の見直し、または取り消しを示唆していると報道されているように、不信感は募る一方。もし、現会長の5期目が今日決まれば、FIFAという組織に自浄能力が無いと見なされても不思議ではない。

UEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長は、ブラッター会長に対して辞任を要求していることからも分かるように、再選に最も強く反発しているのが欧州だ。「責任を取る準備が出来ている」というFIFA会長の言動が「潔く辞任する」という意味でないことが、UEFAにとっては残念でならないことは想像に難くない。

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