今シーズン限りで退任するドルトムントのユルゲン・クロップ監督は26日、ファンにビデオメッセージを送り、後任のトーマス・トゥヘルと自身を比べないようにと忠告した。独『ビルト』が伝えている。
「比較することは素晴らしい思い出を損ね、素晴らしい未来をも阻害してしまうんだ」
クロップ監督はそう語り、来シーズンから指揮を執るトゥヘル監督に対して、ファンは寛容な姿勢を持って欲しいという希望を伝えた。魅力的なサッカーを展開して2回のリーグ優勝と1回のドイツ杯優勝を経験し、12/13シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝まで上り詰めた「クロップ・ドルトムント」を引き継ぐことは、後任にとっては大きなプレッシャーだ。去りゆくクロップ監督からの心遣いがこのメッセージから読み取れた。
同紙によると、クロップ監督は退任後に半年間の休養を取ることを希望しており、監督業に復帰するのは最短でも15/16シーズンの冬以降ということになる見込みとのこと。様々クラブからの興味が報じられている同監督だが、どのような決断を下すのだろうか。