英『デイリー・ミラー』は、あるアーセナルのプレイヤーが、40メートル時点までなら世界記録を破ったときのウサイン・ボルトよりも速く走ると報じた。
その選手とは、今季急成長を遂げているサイドバックのエクトル・ベジェリンだ。
ボルトが2009年に100メートル走9秒59の世界記録を叩き出したとき、彼は40メートル地点を4秒64で通過した。しかし、ベジェリンがアーセナルに参加したとき、彼は40メートル地点で4秒42を叩き出している。
実は、この40メートル4秒42の記録を、テオ・ウォルコットも持っている。それまではティエリ・アンリの4秒82が最速だったが、この快足ウインガーはアンリの記録を破り、他の選手の追随を許さないと思われていた。だが、ベジェリンはその記録を、100分の1秒上回ったという。
『デイリー・ミラー』によれば、ボルトと比較したとき、40メートル地点でベジェリンはボルトの2メートル先にいる計算になる。
20歳のベジェリンはバルセロナのカンテラ育ち。今季、マテュー・ドゥビュシの離脱によってチャンスをつかむと、文字通り矢のようなオーバーラップと抜群の攻撃センスを発揮。4-1で勝利した先日のリバプール戦では、見事なドリブル突破からチームの先制点を叩き出した。