2006年以来のオールド・トラッフォード攻略

古巣相手にゴールを決めたウェルベック。 photo: Getty Images

FAカップ準々決勝。マンチェスター・ユナイテッドは、ホームのオールド・トラッフォードに王者アーセナルを迎えた。

FAカップ最多優勝同士の戦いとなったこのゲーム。ユナイテッドは今日も最前線にルーニー。フェライニもリーグ前節に続きスタメンに入る。アーセナルは最前線に古巣対戦のウェルベック、ゴールマウスにはシュチェスニーを置いて試合に臨んだ。

立ち上がりはユナイテッドのペース。20分にはボックス内でフェライニがボールを収め、走り込んできたヤングへ。シュートは外れたものの、フェライニのポストプレイを軸に良い感じでボールがつながる。

対するアーセナルはカウンターで応戦。何度かウェルベックが抜け出しかけるが、決定的な形はなかなか作れない。

ゲームが動いたのは26分。アーセナルはエジルが中央へ持ち出してオクスレイド=チェンバレンへ。DFを引きつけたチェンバレンが裏へパスを出すと、最後はモンレアル。左足で決めて、アーセナルが先制点を奪う。

しかしすぐに同点弾が決まった。左サイドからディ・マリアの絶妙のクロスに、ピンポイントで頭から飛び込んだのはルーニー。ホームを湧かせるダイビングヘッドで、ユナイテッドがスコアをタイに戻す。ルーニーは41分にはカウンターからディ・マリアのチャンスも演出。存在感を見せる。

43分には、ロングボールに抜け出したディ・マリアがシュート。シュチェスニーに阻まれるもののチャンスを迎える。44分にはフリーキックを与えたもののデ・ヘアが好セーブで凌ぎ、直後にはシュチェスニーのクリアミスを高い位置で拾い、シュートへ持ち込む。スコアは1-1のまま動かないものの、ユナイテッドは良い流れを手にして前半を終えた。

そのユナイテッドは、後半開始から2枚をチェンジ。ショウとエレーラが下がり、ジョーンズと負傷明けのキャリックが入る。アーセナルはそのままのメンバーで後半に入るが、49分にチェンバレンがもも裏を押さえてプレーを止め、すぐにラムジーと交代する。

53分、アーセナルはスモーリングのミスを突いてボールを奪ったカソルラが持ち上がり、最後はサンチェスがシュートに持ち込む。ディフレクトしたボールはゴールに向かうが、ここでもデ・ヘアが冷静にキャッチし事なきを得る。

しかし試合は62分に動いた。バレンシアからの中途半端なバックパスをかっさらったウェルベックが、飛び出してきたデ・ヘアもかわし、無人のゴールへシュートを流し込む。ウェルベックの古巣相手のゴールで、アーセナルが再びアドバンテージを得る。

追いつきたいユナイテッドは68分、ヤングの折り返しをフェライニが頭で捉えるも、シュチェスニーがキャッチ。なかなか決定機を作れず、ロホに代えてヤヌザイを投入し得点を狙いにいく。対するアーセナルは、ウェルベックに代えてジルー。古巣相手に得点を挙げたウェルベックは、拍手とブーイングの入り交じるノイズの中でピッチを後にした。

74分にはアーセナルがチャンスを迎える。しかしサンチェスの折り返しに合わせたカソルラのボレーを、デ・ヘアがスーパーセーブ。追加点を許さない。しかし直後にアクシデントが起きた。転倒のシミュレーションをとられ、イエローカードをもらったディ・マリアが、マイケル・オリバー主審の背中を押すような形で抗議。その態度をとがめられたディ・マリアはそのまま2枚目のイエローを提示され、ピッチを去ってしまう。

10人となったユナイテッドは、徹底的にフェライニをターゲットにしチャンスをうかがう。フェライニは競り合いにはことごとく勝利するが、ポストプレイは良い形には結びつかない。

逆にアディショナルタイム4分、カウンターからエジルとサンチェスに決定的な形を作られる。ここでもデ・ヘアはギリギリのセーブでチームを救うが、結局ユナイテッドに追加点は生まれず、アーセナルが1-2で勝利。2006年以来となるオールド・トラッフォードでの勝ち星を挙げ、アーセナルがFAカップベスト4へ駒を進めた。

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