イギリス『デイリー・ミラー』によると、マンチェスター・ユナイテッドのGKデ・ヘアは、今季これまでに、プレミアリーグの他のどのGKよりも多くのバックパスを受けている。
前節のサンダーランド戦では、DFエヴァンスがデ・ヘアにバックパスを出した瞬間ファンからブーイングが飛び、「攻めろ! 攻めろ!」というチャントを歌われてしまっていた。ファン・ハール監督は、選手のプレイの選択を「あの場面でミスをしたら、チームがビハインドを負うことになった」と擁護しつつも、ファンの言いたいこともわかると発言。
「そんなにキーパーを使う必要があるのか、というファンの意見には同意する。キーパーを使わなくとも、これまでにチームが高いテンポでプレイする瞬間は見てきたからね」
同紙によると、今季これまでのGKへのバックパスの本数は、ユナイテッドが442本で最多。次いでエバートンの398本、サンダーランドの384本と続く。ちなみにもっとも少ないのは、クリスタルパレスの189本だった。
ウェストハムのアラダイス監督から、放り込み戦術を「ロングボール・ユナイテッド」と揶揄された今季のユナイテッド。今度は「バックパス・ユナイテッド」などと言われないためにも、ファンの期待に応えるフットボールを見せたいところだ。