【プレミアリーグ第25節まとめ】上位陣苦戦も粘り勝ちのミッドウイーク

遂に大きな結果を出したバロテッリ。このまま波に乗れるか photo: Getty Images

バロテッリ弾でシーソーゲームを制したリバプール

ミッドウイーク開催となったプレミアリーグ第25節。火曜日には、リバプール対トッテナムのビッグゲームが行われた。かたやエースのスタリッジが復帰し、8試合負けなしと調子を上げるリバプール。かたや前節のノースロンドンダービーで宿敵アーセナルに勝利し、波に乗るトッテナム。激戦は必至だった。リバプールが14分にマルコビッチが先制点を挙げると、トッテナムは絶好調の男ケインがワントラップから反転シュートを見せ同点に。後半に入り、ボックス内で倒されたスタリッジがPKを得ると、キャプテンのジェラードがこれを決めて突き放す。だが61分には、エリクセンのFKからのセカンドボールをデンベレが押し込み、再びトッテナムが追いつくという、白熱の試合展開を見せる。
そして勝負を決めたのは74分に投入された”悪童”だった。途中出場のララーナがタイミング良く飛び出すと、ゴール前にクロス。詰めていたバロテッリがネットを揺らし、勝ち越し点を叩き出した。このゴールが決勝弾となり、シーソーゲームに終止符を打っている。
前節で手痛い敗戦を喫した6位アーセナルは、ホームで最下位レスターと対戦。27分にコーナーキックからコシェルニーが先制、41分にはエジルのミドルシュートをレスターGKシュウォーツァーが弾いたところを、すかさずウォルコットがボレーで蹴り込む。快調に2点のリードを奪ったガナーズだったが、後半はフィジカル勝負の肉弾戦を仕掛けてきたレスターに大苦戦を強いられた。激しい当たりを受け、ピッチに倒れ込むエジルやカソルラ。61分にはセットプレーの流れからクラマリッチに1点を返されたうえ、途中出場のラムジーが負傷を再発させるアクシデントまで起き、エミレーツ・スタジアムは不穏なムードに包まれる。しかし、どうにか同点弾を許さず切り抜け、苦しみながらも勝ち点3をつかんだ。

首位チェルシーは劇的な勝利を手に

水曜日には、首位チェルシーなどがゲームを行った。チェルシーがホームに迎えたのはエバートン。新加入のクアドラードを初先発に抜擢したチェルシーはゲームの主導権を握りゴールに迫るが、復帰したトフィーズの守護神ハワードが立ちはだかる。13分のレミーのヘディングをはじめ、後半に入った61分のアザールのPA右からのシュート、63分のマティッチのフリーキックなどをことごとくセーブ。首位チームに得点を与えない。対するエバートンも68分にオビエドのクロスからルカクが中央で合わせゴールに迫ったが、こちらもチェルシーGKチェフが気迫のビッグセーブを見せる。86分にはマティッチのミドルシュートがディフレクションしネットを揺らすが、オフサイドポジションにいたイバノビッチが最後に触ったという判定でノーゴール。0-0のまま、試合は終わるかに思われた。しかし89分、ブラジル代表MFが試合を決める。フリーキックからのこぼれ球をボレーでとらえたウィリアンのミドルシュートは、DFに当たってコースを変え、ゴール右隅へ。土壇場で遂にハワードの壁を破ったチェルシーが、勝負強さを見せつけ勝利を手にした。
2位のマンチェスター・シティは、ストーク・シティの本拠地ブリタニア・スタジアムへ。同スタジアムで16シーズン勝てていないという嫌なデータがチームを不安にしたのか、立ち上がりからシティ守備陣に乱れが生じる。6分にはコーナーキックを奪い、中央でマンガラに競り勝ったクラウチがドンピシャのヘッド。ブロックしたミルナーは手に当てていたように見えたが、ラッキーなことにPKの笛は鳴らなかった。その後もシティは押し込まれる展開が続くが、33分にアグエロが角度のないところから見事な先制点を叩き込み、チームにリードをもたらす。だが、そのリードも長くは続かない。5分後にはアーリークロスから再びクラウチに頭で合わせられ失点。前半終了間際にはアグエロが勝ち越しゴールを挙げたかに見えたが、最後は左腕で押し込んだとしてノーゴール。嫌なムードを引きずったまま後半を迎える。だが地力で勝るシティは、後半にクオリティの高さを見せつけた。55分にミルナーが頭で勝ち越しゴールを挙げると、69分にはシルバがPKを奪取。アグエロがしっかりと決め、ストークを突き放す。アグエロはこのあと足を傷めた様子でピッチを去るが、エースの2得点がチームにもたらした影響は大きかった。完全に流れを手にしたシティはナスリにもゴールが生まれ、終わってみれば1-4の大勝。実に16シーズンぶりのブリタニア攻略を果たした。
前節で土壇場の引き分けを演じ、なんとか敗戦を回避していたユナイテッドはホームでバーンリーと対戦。開始5分でジョーンズの負傷交代というアクシデントに見舞われるも、交代で入ったスモーリングが直後にヘディングで先制点を奪取する。しかし思い切りの良いプレイを見せるバーンリーは臆せず、ユナイテッドの隙を突く。トリッピアーのクロスに飛び込んだイングズが頭で同点弾を挙げ食い下がると、その後もあわやという場面を演出。さらに、ユナイテッドは前節で土壇場の同点弾を挙げたMFブリントが負傷交代でピッチを去り、嫌な流れが続く。この流れを断ち切ったのは、またしてもスモーリングだった。前半アディショナルタイムに頭で追加点を挙げ、良い形で前半を終える。その後はなかなか良い形が作れなかったユナイテッドだが、ディ・マリアが80分にひと仕事。カウンターからゴールに迫ると、PA内で倒されてPKに。これをファンペルシがしっかり決めて勝負あり。苦戦はしたが、下位チームを2点差をつけたユナイテッドがホームで勝利を挙げた。
3位サウサンプトンはホームでウェストハムとドローを演じており、この結果ユナイテッドが再び3位に浮上。なんとか勝利を挙げたアーセナルはトッテナムを抜き返し、5位順位を上げている。ドローで足踏みしてしまった4位サウサンプトンは、次節で好調リバプールと対戦。もし引き分け以下ならば、トップ4から転落する可能性がある。

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