【プレミアリーグ第22節結果まとめ】チェルシー大勝で首位堅持。アーセナルは遂にエティハド攻略。

オスカルはジエゴ・コスタとともに2得点で攻撃を牽引 写真提供:GETTY IMAGES

モウリーニョは「完璧な勝利」と賞賛

首位チェルシーは、スウォンジー・シティの本拠地リバティで0-5の大勝を収めた。先制点が決まったのは開始1分足らずのこと。パスミスを拾ったオスカルがそのままミドルシュートを決めたのを皮切りに、チェルシーの容赦ないゴールラッシュが始まる。20分にはショートパスの崩しからジエゴ・コスタ、さらに34分にもバックパスをかっさらったジエゴ・コスタが加点。その2分後にもオスカルが追加点を挙げ、ほぼ前半だけで勝負を決めてしまう。後半にも途中出場のシュールレがダメ押しの5点目を決め、単独首位を盤石なものとした。

中盤のキ・ソンヨンとシェルヴィーをそれぞれアジアカップと出場停止で欠いたスウォンジーは、1本の枠内シュートも放つことができなかった。公式サイトによると、チェルシーのモウリーニョ監督は、「完璧な試合だった。守備は安定していたし、攻撃ではチャンスをしっかりと掴んでいた。高いクオリティと明確なアイデンティティがあった」とチームを賞賛した。2得点のジエゴ・コスタはゴール数を17に伸ばし、得点王争いでも首位の座を固めている。

ここのところ勝ち星に見放されていた4位のマンチェスター・ユナイテッドはQPRのホーム、ロフタス・ロードへ。ファン・ペルシが負傷でベンチ外となったユナイテッドは、ファルカオを前線に起用するも攻撃で迫力を欠き、前半を0-0で折り返す。先制点を奪ったのは後半開始からマタに代えて投入されたフェライニだった。バレンシアのクロスを中央でワントラップし、そのままシュート。ファン・ハールの采配が奏功する。さらにアディショナルタイムには途中出場の19歳ウィルソンがカウンターから強気の仕掛けを見せる。シュートは一度はGKグリーンに弾かれたものの、こぼれ球を自ら拾って自身のプレミア初得点をゲット。0-2のクリーンシートで試合を締めくくり、ユナイテッドが4試合ぶりの白星を手にした。

3位のサウサンプトンは、アウェーでニューカッスルと対戦した。ワニアマとアルデルヴァイレルトを負傷で欠き不安を抱える中、新戦力のエリアが躍動。14分にウォード=プラウズのスルーパスから移籍後初ゴールを決める。サウサンプトンは29分にはクリアボールに対しグフランに詰められ同点とされるも、後半62分には再びエリア。ロングが頭で流したボールをシュートすると、DFに当たったボールはゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功する。ニューカッスルに同点弾を許さなかったサウサンプトンは、新戦力の活躍で3位をキープした。

ヴィラ・パークに乗り込んだリバプールは、負傷のジェラードを欠くもボリーニ、ランバートがネットを揺らし0-2のクリーンシートでアストン・ヴィラを下す。ホームでサンダーランドと対戦したトッテナムは開始早々にゴール前のこぼれ球をフェルトンゲンが蹴り込んで先制するも、ラーションの見事なFKで同点とされる。しかし終了間際の88分にエリクセンが放ったグラウンダーのシュートが左ポストに当たってゴールへ。デンマーク代表の値千金の勝ち越し弾で勝利を呼び込んだ。なお、冬の移籍でサンダーランドに加入したFWデフォーはこの試合で先発。持ち前の抜け目なさを随所で見せ、古巣の守備陣を苦しめたが、移籍後初ゴールはならず途中交代でピッチを後にしている。

ポゼッションを捨てたアーセナル、ビッグゲームを制す

日曜日には、マンチェスター・シティ対アーセナルのビッグマッチが行われた。シティは順調にケガ人が戻り、アグエロとコンパニという攻守の要がスタメンに復帰。アーセナルも中盤のラムジーが復帰し先発に名を連ねる。

ビッグクラブ同士の対戦とはいえ、直近3シーズンの戦績はシティの4勝3分1敗とアーセナルを圧倒。序盤の試合展開も7割近い支配率でボールを保持するシティに対し、引き気味で構えるアーセナルという構図となり、前評判通りシティ優位かと思われた。しかし試合展開は大方の予想を裏切る。23分にジルーとのワンツーで抜け出したモンレアルをコンパニがエリア内で引っ掛け、PKを献上。これをカソルラが決め、アーセナルが先制に成功する。

試合はそのまま0-1で折り返し。シティは後半開始からミルナーに代えてヨベティッチを投入し攻勢に出るものの、決定機を作れない。63分にはフェルナンジーニョに代えてランパードを投入、対してアーセナルは66分にオクスレイド=チェンバレンに代えてロシツキ。両チームともに経験豊富なベテランを投入したその直後、試合が動いた。やや遠目でもらったFKからジルーが頭で合わせ値千金の追加点。シティはベンチに座っていたジェコまで投入し攻勢をかけるが、結局最後までゴールは奪えず、あえなく終了のホイッスルが鳴り響く。

アーセナルの最終的なボールポゼッションは35%と、決して「らしい」戦いではなかったものの、上位陣に勝てないと非難され続けてきたチームが、遂に昨年のチャンピオンから勝ち点3をもぎとった。

シティ以外は軒並み上位陣が勝ち点3を積み重ねた今節。結果的に順位に大きな変動はなかったものの、首位チェルシーと2位シティの勝ち点差は5と広がった。優勝を狙うディフェンディングチャンピオンにとっては、手痛い結果となった。

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