負けたことへの謝罪がない! アジア杯敗退の韓国代表監督に非難の声

冷静に敗因を分析したベント監督だが...... photo/Getty Images

ベスト8敗退に不満

25日にAFCアジアカップの準々決勝が行われ、韓国代表がカタール代表に0-1で敗れた。

韓国代表を率いるパウロ・ベント監督は試合後に行われた公式会見で、「私たちが好きなようにゲームをコントロールしたが、(カタールは)組織力がある相手だった。相手が我々よりも効率的な試合をしたし、彼らの勝利を祝うよ」と、カタール代表の戦いぶりを称賛。また、「決定機を活かせなかったことが我々の敗退に繋がった」と述べたうえで、FWファン・ウィジョのゴールがVAR制度により取り消されたことについても(オフサイドの判定)、「試合結果に影響を与えたとは思わない」との見解を示した。

この同監督のコメントに対し、韓国メディア『スポーツソウル』が反応。「ベント監督の説明は分かりやすく、省察もよい。しかし、彼は睡眠時間を削りながら韓国サッカー栄光の再現を期待していたファンたちへのメッセージを怠った。非常に物足りなさが残る」、「彼は試合の感想を述べ、カタールへお祝いのメッセージを送り、惜しかった点を並べて総評をした。そして審判の判定についてはクールな姿を見せた。敗北について他人のせいにはしない寛大な姿を見せたが、記者会見を通じて負けたことへの謝罪はなかった。今回のアジア杯は韓国サッカー界がこれまで以上に期待をしていた大会であり、専門家たちも韓国を優勝候補に挙げていた。それだけにベスト8での脱落は誰も予想だにしなかった結果だ。この結果を踏まえると、ファンへのメッセージを発するべきだったと思う」などの意見を投げつけている。
周囲の期待をやや裏切る結果に終わってしまったとはいえ、勝利のために全力を尽くしたであろう指揮官へ謝罪を要求するのは酷という見方もできる。思わぬ非難に晒されてしまったベント監督だが、どのような反応を示すのだろうか。
 



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