ローテのレアル、メッシ依存のバルサ 今季のリーガを制するのはどちらだ!?

昨季王者のレアル photo/Getty Images

後半戦がポイントと見る

今季のリーガ・エスパニョーラでは、予想に反してネイマールを失ったバルセロナが快調なスタートを切り、欧州王者レアル・マドリードが躓く展開となった。バルセロナはネイマールの退団で攻撃力が大幅にダウンすると言われていたのだが、始まってみるとリオネル・メッシが大爆発。ネイマールが抜けたことでプレイエリアも広がり、自由度は明らかに増している。

しかし、まだ答えを出すには早すぎる。カギを握るのは後半戦だろう。なぜなら、レアルとバルセロナは全く異なるアプローチで戦っているからだ。

スペイン『MARCA』は今季もレアルの指揮官ジネディーヌ・ジダンがローテーション策を続けていることを取り上げており、ここまで1試合平均4人のペースでスタメンに手を加えている。これはクリスティアーノ・ロナウドが出場停止処分を受けたり、負傷者が続出したことも関係している。しかし、レアルは昨季からローテーションを続けてきたことで多少のトラブルには対処できる強みがある。
一方のバルセロナはここまでメッシがフル稼働しており、24日のコパ・デル・レイ4回戦レアル・ムルシア戦までは1分たりとも休んでいない。今後もメッシのフル稼働は続くはずで、このペースが後半戦まで持つかは微妙なところだ。昨季のジダンは後半戦でもチャンピオンズリーグとリーグ戦で大幅なローテーションをするなど大胆な采配を振るっていた。疲労度の面で両チームに差が出てくるのは間違いない。

レアルはジダンが昨季から続けたローテーション策のおかげで2チームほど作れるだけの選手層を誇る状態となっているだけに、今季のリーガも後半戦が1つのポイントとなってくるはずだ。

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