ドルトムントの守備は穴だらけ? 失点続く現状を独メディアが特集

ドルトムントのGKビュルキ photo/Getty Images

クリーンシートは9月以来無し

今季のドルトムントは開幕から好調で、開幕5試合では失点は0。第8節のライプツィヒ戦を落とすまでリーグ戦では無敗で、まさにロケットスタートだった。目についたのはピエール・エメリク・オバメヤンらを中心としたド派手な攻撃力だが、それ以上に評価されていたのが守備陣だった。元よりドルトムントは攻撃力のあるチームだったため、失点を少なくすることが1つの課題でもあった。今季はそれを開幕からクリアできていたため期待は大きかったのだが、9月20日のハンブルガーSV戦を最後にクリーンシートがない状態となっている。

これについて独『Deutsche Welle』は、「ドルトムントの守備の穴が見えてきたのではないか」と特集している。今季から指揮を執るピーター・ボスのチームは常に高い位置からプレスをかけているが、21日に対戦したフランクフルトは積極的にロングボールも使用。相手のプレスを頭上からかいくぐるプランも用意していた。さらにチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦やトッテナム戦では高い最終ラインの裏を何度も突かれており、守備のやり方が積極的すぎる部分はある。

同メディアは「ドルトムントが今季クリーンシートを達成したのは下位のチームばかり」と伝えているが、まさにその通りだ。今季クリーンシートを達成した相手はヴォルフスブルク(現在14位)、ヘルタ・ベルリン(11位)、フライブルク(15位)、ケルン(18位)、ハンブルガーSV(16位)となっている。これらのクラブと開幕5連戦を戦っているため、守備の綻びが目立たなかったというのが同メディアの見方だ。現在はオメル・トプラクやウカシュ・ピシュチェクなど守備陣に負傷者が出ているのも不運ではあるが、クリーンシートを達成した相手が下位チームばかりというのは気にかかる。
今季は序盤戦でバイエルンが躓いたこともあってリーグ制覇のチャンスと思われたが、早くも状況が変わりつつある。相変わらず得点は奪えているため失点を減らせれば自ずと白星は増えてくるはずなのだが、再び良い軌道に乗れるのか。名将ハインケスを復帰させたバイエルンとは勝ち点が並んでしまっている。

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