ネイマール激昂で退場も! マルセイユとPSGの対決は白熱の展開に

レッドカードを受けるネイマール photo/Getty Images

ネイマールはフラストレーション爆発

圧倒的な戦力でフランス国内を支配せんとするパリ・サンジェルマンと、その牙城を何とか崩したい第2集団のマルセイユが22日に激突した。

マルセイユでは日本代表DF酒井宏樹も先発し、ネイマールやキリアム・ムバッペとマッチアップ。前半にはムバッペのドリブルを完璧にストップするなど、この日も右サイドバックとして奮闘。チーム全体でも必死にPSGの攻撃陣を抑え、豪華すぎるスター軍団PSGを大いに苦しめた。

試合が動いたのは16分。守備で奮闘していたマルセイユMFルイス・グスタヴォがミドルシュートを放つと、アウトにかかったボールがネットに突き刺さった。コースも完璧で、PSGのGKアレオラも対応できず。先制点を奪ったのは伏兵マルセイユだった。
一方のPSGは思うように攻撃できない時間が続いたが、33分に一瞬の隙をエースが突く。左サイドからラビオが折り返すとネイマールが左足を振りぬいて同点。さすがの一撃でPSGが追いつく。

試合はその後膠着し、互いに得点を奪えない時間が続く。後半も1‐1のまま時計の針は進んだが、これを動かしたのはまたもマルセイユだった。78分、右サイドでヌジエが粘ってラビオからボールを奪い取ると、そのまま上げたクロスにトヴァンが飛び込んでマルセイユが勝ち越し。スター軍団PSGから勝ち点3を奪うチャンスが見えてきた。

これにイライラしたのがネイマールで、自身をファウルで止めにくるマルセイユ守備陣に激昂。87分に1枚目のイエローカードを受けると、その直後オカンポスに倒されたことに腹を立てて詰め寄り、オカンポスを押し倒してしまった。オカンポスの倒れ方も巧みだったが、主審は両者にイエローカードを提示。これでネイマールは2枚目となり、退場処分を喰らってしまった。

これでマルセイユが勝つ可能性が高まったが、そのまま終わらないのがスター軍団PSG。後半ロスタイムにカバーニが直接フリーキックを決めて2-2。ネイマール退場でキッカーを務めたカバーニが豪快なシュートでチームを救った。

[スコア]

マルセイユ 2-2 PSG

[得点者]

マルセイユ:グスタヴォ(16)、トヴァン(78)

PSG:ネイマール(33)、カバーニ(90)

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