レアル、ジダンの後任は彼しかいない!? スペイン紙が説く3つの理由

レアルを率いるジダン photo/Getty Images

ジダンには仏代表監督就任の期待も

現在レアル・マドリードを指揮するジネディーヌ・ジダンは、チャンピオンズリーグ連覇など輝かしい成績を残してきた。今ではすっかり名将と呼ばれるポジションにあり、指揮官としても一流であることを証明してみせた。そんなジダンに期待されているのが、フランス代表の指揮だ。今の代表チームはディディエ・デシャン体制で2018ロシアワールドカップに臨むが、一部では2018年以降はジダンに任せる案も浮上しているという。

レアルで長期政権を築くのは限りなく難しいため、ジダンが近い将来フランス代表を指揮する可能性もあるだろう。問題はレアルがジダンの後釜に誰を据えるかだ。スペイン『MARCA』は最も理想的な候補として、トッテナムを指揮するマウリシオ・ポチェッティーノの名前を挙げている。

すでにレアルもポチェッティーノをリストアップしていると言われているが、注目されている理由は主に3つあるという。まず1つはポチェッティーノが若手の育成に長けていることだ。現在指揮するトッテナムでもポチェッティーノは若手選手を次々とデビューさせ、イングランド代表にも選手を送り込んでいる。今のレアルにもダニ・セバージョスやマルコス・ジョレンテ、ヘスス・バジェホなど将来が期待されるタレントが多く所属しており、ポチェッティーノなら彼らを上手く成長させてくれるのではと見られている。
2つ目は、レアルがトッテナムの選手を獲得リストに入れていること。最近ではデル・アリ、ハリー・ケインなどの名前も頻繁に聞こえてきており、レアルが本腰を入れて獲得に動けばトッテナム側が選手を守るのは難しいと言われている。ポチェッティーノと教え子をセットで揃えることができれば、チームのスタイルを作り上げていく中で大きなメリットになるのではないかとの考えだ。

そして3つ目は、ポチェッティーノがエスパニョールの指揮官を務めていたことだ。エスパニョールといえばバルセロナのライバルクラブで、両チームの直接対決は大いに盛り上がる。ポチェッティーノは以前バルセロナの指揮官に就任する可能性を否定しており、エスパニョールを指揮していたことも関係していると見られている。同メディアはレアルにとって永遠のライバルであるバルセロナに対抗意識を持つポチェッティーノはサポーターにも愛されやすいはずと伝えており、そうした点からもレアルにとってベストな指揮官と捉えられているようだ。

ポチェッティーノの手腕は申し分ないが、仮にジダンがクラブを去る場合は招聘に動いてみるのもいいだろう。3つ目の理由は別としても、若手の育成などに定評があるのは今のレアルが目指す方向性と合っているはずだ。

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