クロップ、モウリーニョの“バス停車”戦術に辟易「彼らがどのようにプレイしようと自由だが……」

勝ち点1の獲得に留まったクロップ監督 photo/Getty Images

「彼らと同じ戦術を採ることはできない」

14日にプレミアリーグの第8節が行われ、リヴァプールがマンチェスター・ユナイテッドに0-0で引き分けた。

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は試合後に行われた英『sky SPORTS』のインタビューで、終始自陣深くで守備を固めたジョゼ・モウリーニョ監督(マンチェスター・ユナイテッド)の戦いぶりに辟易した心境を口にしている。

「勝ち点3に値する内容だったと思う。ただ、望んでいた結果は得られなかった。マンチェスター・ユナイテッドというビッグクラブの選手たちが思い切り守備を固めれば、難しい試合になるのは当然だよ。ただ、こうした状況でも十分チャンスを作ったし、試合全体のパフォーマンスについては満足している。ただ、(私が率いる)リヴァプールで同じ戦術を採ることはできないだろうね。(モウリーニョ監督が率いる)マンチェスター・ユナイテッドだからこそ可能な戦術なのかもしれない。まあ、彼らがどのようにプレイしようと自由だけどね。僕らはプレミアリーグでまだ1敗しかしていないけれど、現状に満足しているわけじゃない。ただ、今日の試合でマンチェスター・ユナイテッドとの実力差は大きくないということは認識したよ。これからも攻撃的なスタイルを貫いて、選手一人ひとりが生き生きとプレイできるように働きかけていきたい」
攻撃のタクトを振るうフィリペ・コウチーニョがアンデル・エレーラによる密着マークを受けたことにより、パスワークに苦心したリヴァプール。得点こそ奪えなかったものの、敵陣バイタルエリアでサイドチェンジや浮き球を多用し、マンチェスター・ユナイテッドの最終ラインの背後を何度も陥れたことは収穫と言っても過言ではない。引いた相手を切り崩す術を身につけつつあるだけに、あとはフィニッシュやラストパスの精度を高めたいところだ。

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