メッシ以外の選手が得点を決めたのは約1年前 アルゼンチン、深刻な”メッシ依存”

W杯出場を決めたアルゼンチン代表 photo/Getty Images

メッシがアルゼンチンの全て

10日に行われた2018ロシアワールドカップ南米予選・最終節でエクアドル代表を3-1で破ったアルゼンチン代表は、苦しみぬいた末に何とか本大会出場権を獲得した。チームを救ったのはFWリオネル・メッシで、この大一番でハットトリックを決めてみせた。

もはやメッシの凄さは異常で、本大会でも特別な何かを起こしてくれるのではないかと期待させられる。しかし、アルゼンチンがロシアの地で頂点に立つには、もう少し他の選手が奮起するしかない。

スペイン『MARCA』は「アルゼンチンはメッシに頼っている」と取り上げているが、まさにその通りだ。南米予選でメッシ以外の選手が得点を決めたのは、昨年11月のコロンビア代表戦でのアンヘル・ディ・マリアが最後だ。それ以降はオウンゴールでの得点が1つ、それ以外は全てメッシだ。メッシに依存しないチームなど存在しないが、それでもあまりに頼りすぎだ。
しかもそのディ・マリアの得点も右サイドからメッシがドリブルでコロンビア守備陣を切り崩し、最後はメッシの優しいグラウンダーのパスをディ・マリアが蹴り込んだものだった。ほとんどメッシの得点と言っていいもので、今のアルゼンチンはメッシがいなければ勝てない。

ワールドカップ本番へ向けて不安の残る部分だが、アルゼンチンはこれを改善する術があるのか。あるいは、ここまできたらメッシの爆発だけでワールドカップ制覇を狙うのも手かもしれない。

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