ロッベンが一矢報いるも“7点の壁”は大きく…… オランダ、日韓W杯以来の予選敗退が決定

スウェーデン戦で2ゴールをマークしたロッベン photo/Getty Images

主要国際大会への出場を連続で逃したオランダ

10日、ロシアW杯・欧州予選のグループA最終節が行われ、奇跡の逆転プレイオフ進出を目指す3位オランダ代表が、勝ち点3ポイント差の2位スウェーデン代表をホームへ迎え入れた。

プレイオフへ進むためには、この直接対決に勝利しても得失点差と総得点の影響で「7点差以上の勝利」が必須条件となるオランダ。16分に相手のハンドで得たPKをアリエン・ロッベンがチップキックで冷静に決め、先制に成功する。これで勢いに乗ったオランダは攻勢に出ると、40分にライアン・バベルの左からの折り返しを、ペナルティエリア手前にいたロッベンがダイレクトで合わせ、ゴール右にシュートを突き刺した。

後半に入ると、2点リードで折り返したオランダの猛攻が期待されたが、前半のような攻撃を仕掛けることができず。なかなかチャンスを作れないまま、ただただ時間だけが過ぎていく。そして、無情にも追加点を奪えないまま試合終了のホイッスル。最終節で意地を見せ、オランダがスウェーデンを2-0で撃破したものの、やはり「7点の壁」は大きく、前大会のブラジルW杯で3位に輝いたオランダの予選敗退が決まった。
EURO2016に続き、ロシアW杯の出場権も獲得することができず、主要国際大会への出場を連続で逃してしまったオランダ。W杯予選敗退は、2002年の日韓W杯以来となる。苦しい時期が続いているが、この悔しさをバネに是非とも復活を遂げてもらいたいものだ。

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