「ホジソンはサッカーを分かってない」 ”世界最高の左SB”が元上司にチクリ

元ブラジル代表のR・カルロス photo/Getty Images

インテルでR・カルロスを活かせず

かつてレアル・マドリードで大活躍した元ブラジル代表DFロベルト・カルロスは、間違いなく世界を代表する超攻撃型サイドバックだ。豊富な運動量、サイドバックとは思えぬ得点能力と、ブラジル人選手らしい魅力のあるサイドバックだった。

しかし、そんなロベルト・カルロスを活かせなかったのがインテルだ。ロベルト・カルロスはレアルに移籍する前年をインテルで過ごしているが、当時指揮を務めたロイ・ホジソンはロベルト・カルロスの能力を最大限引き出すことができなかった。結局ロベルト・カルロスは1シーズン限りでインテルを去っており、そこからレアルで大活躍を見せた。

英『Planetfootball』によると、ロベルト・カルロスは特別ホジソンと関係が悪かったわけではないという。ただ、ホジソンはサッカーをあまり理解していなかったと考えているようで、かつての上司に対して厳しいコメントをしている。
「インテルでホジソンは私を破壊したよ。彼は私を中盤でプレイさせようとした。これが代表のキャリアにも影響を与えたと考えざるを得ないね。ホジソンと関係がよくなかったわけではない。ただ彼はあまりフットボールを理解していなかったんだ。インテルは1996年のUEFAカップ決勝でシャルケに敗れたが、あれもシンプルにホジソンが理由だ」

「一方でファビオ・カペッロはまるで違った。私がマドリーへ向かったのは彼が理由だ。彼は私の人生で最も重要な指揮官だ」

ロベルト・カルロスをカペッロが引き抜いたことで、そこから一気にワールドクラスのレフトバックの地位を確立することとなった。ホジソンはその後もリヴァプールやイングランド代表で迷走したと言われているが、ロベルト・カルロスにとっては特別驚くことではないのかもしれない。

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