ロシアで暴れるのはどこだ ベルギー、ブラジル、”代表版”世界最強ユニットTOP7

驚異のタレント軍団ベルギー photo/Getty Images

予選で苦戦しているチームもあるが……

近年クラブシーンでは昨季までチームの象徴だったバルセロナのMSN、怪我でなかなか揃わないがレアル・マドリードのBBCなど、前線のユニットに注目が集まる機会が増えている。今季ならばネイマール、キリアム・ムバッペ、エディンソン・カバーニのパリ・サンジェルマンもそうだろう。

では、代表ではどの国が最強の前線ユニットを抱えているのだろうか。ワールドカップの各大陸予選も大詰めを迎えたが、英『Squawka』はこのタイミングで代表チームの攻撃ユニットランキングTOP7を作成している。

まず7位にはポーランド代表だ。ポーランドといえばバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキの印象が強いだろうが、その他にも優秀なアタッカーがいる。同メディアが今回称賛したのはレヴァンドフスキ、カミル・グロシツキ、ヤクブ・ブワシュチコフスキの3人だ。ブワシュチコフスキはドルトムントでリーグ制覇も経験した選手で、グロシツキには驚異のスピードがある。現在欧州予選ではグループEで首位に立ち、EURO2016の予選では全体でトップとなる33ゴールを記録していた。攻撃力は間違いなく高い。
6位はクロアチア代表からマルセロ・ブロゾビッチ、イヴァン・ペリシッチ、マリオ・マンジュキッチの3人だ。クロアチアにはルカ・モドリッチ、マテオ・コバチッチら中盤に才能が集まっているが、より攻撃的なMFであるブロゾビッチ、インテルで好調を維持するペリシッチ、ユヴェントスでポジションを確保しているマンジュキッチも間違いなく実力者だ。

5位はイングランド代表からマーカス・ラッシュフォード、ハリー・ケイン、ラヒーム・スターリングの3人だ。とにかくイングランドは全体的に若く、ラッシュフォードもスターリングもポジションを確保しているとは言い切れない。しかし彼らはとにかくスピードがあり、調子に乗せると手がつけられなくなる。さらにゴール前にケインが構えていることを考えると、イングランドの攻撃力もかなりのものと言えるだろう。

4位はタレント軍団ベルギー代表からヤニック・フェレイラ・カラスコ、エデン・アザール、ロメル・ルカクの3人だ。カラスコは突破力があり、アザールは今や世界トップレベルのアタッカーだ。1人で局面を変えてしまうこともできる。そしてルカクは今夏移籍したマンチェスター・ユナイテッドでもゴールを量産しており、ワールドカップに出場するFWの中で最も危険な男の1人と言えるだろう。また、ナポリでゴールを量産するドーリス・メルテンスもいる。

3位はスペイン代表からダビド・シルバ、アルバロ・モラタ、イスコの3人が選ばれている。シルバとイスコは前線の選手というわけではないが、前回の代表戦でもスペインは0トップで戦うなど特殊なスタイルを見せていた。シルバ、イスコがチャンスメイクし、決定力抜群のモラタがそれを沈めるスタイルはなかなかに脅威だ。

2位には南米予選で大苦戦しているものの、アルゼンチン代表からリオネル・メッシ、パウロ・ディバラ、マウロ・イカルディだ。この3人はそれぞれ所属するリーガ・エスパニョーラ、セリエAで得点王をも狙える存在で、南米予選で苦戦するなど信じられない話だ。ネームバリューを考えると世界屈指のアタッカーが揃っている。

そして同メディアが1位に選んだのは、すでに出場を決めているブラジル代表からフィリペ・コウチーニョ、ガブリエウ・ジェズス、ネイマールの3人だ。リヴァプールで異次元のプレイを見せるコウチーニョ、移籍したパリ・サンジェルマンで世界最高の選手になろうとするネイマール、そしてゴール前で抜群の嗅覚を誇るガブリエウ・ジェズスと、チャンスメイクからフィニッシュまでこの3人には隙がない。現在の3人のパフォーマンスを考えても、世界最高のユニットの1つと言っていいはずだ。

やはり欧州、南米のチームで上位が固められたが、来年ロシアの地で暴れるのはどのユニットなのか。特に同メディアが挙げた上位5カ国の前線は驚異的なレベルにある。

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