幻ゴールで連勝ストップのユーヴェ 指揮官がVAR使用方法に物申す「アメフトじゃないんだから……」

VARについて言及したアッレグリ監督 photo/Getty Images

客観的な場面に限りVARを使用すべき

ユヴェントスは1日、セリエA第7節でアタランタとアウェイで対戦した。

試合は、21分にフェデリコ・ベルナルデスキが、25分にゴンサロ・イグアインがゴールを決め、早々と2点を奪ったユヴェントス。しかし、31分に失点を喫し、前半のうちに1点差に縮められると、67分に同点ゴールを許し、代表ウィーク前最後の試合を2-2のドローで終えた。この結果、ユヴェントスの開幕戦からの連勝は「6」でストップ。見事7連勝を飾ったのはナポリのみとなった。

試合後、伊『MEDIASET PREMIUM』のインタビューに応じたユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、次位のように述べている。
まず「テクニカルなパスや強さなど、選手たちは素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。ただ、2失点したのは非常に残念だ。(1点目を許した)FKの場面では、もっとしっかり準備していれば、こぼれ球に対応できたはず。2点目の場面では、我々のボールへの寄せが甘かった。その結果、クリスタンテに素晴らしいヘディングを決められてしまったよ」と試合を振り返った。

そして、マリオ・マンジュキッチのゴールが取り消されるなど、この一戦で2度も使用されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)について「もしサッカーをスポーツじゃないものにしたいのであれば、すべての問題についてVARを使用するといい。しかしそうなれば、3月ごろには3、4時間もかかる試合になるだろうね。審判はペナルティか否かを決めることができる。これは彼自身の決断だ。複雑なゲームになった場合、ある程度これが使用される。ナッツを食べながら深夜に終了するアメリカンフットボールのようなってしまうよ」と言及した。

しかし「これ(VAR)が必要ないってことを言いたいんじゃない。使うべきポイントが間違っていると言いたいんだ」と述べつつ「主観的な判断は審判がして、客観的な場面に限りVARが使われることを願っているよ」と自身の見解を明かしている。

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