至宝エル・シャーラウィ、ミラン戦を前に古巣への思い明かす「夢の頂点だった……」

ローマで復活を遂げたエル・シャーラウィ photo/Getty Images

ミラン戦は常に特別な試合

10月1日にセリエA第7節が行われ、ACミランがローマをホームへ迎え入れる。ローマに所属するイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィが、古巣への思いを明かした。

2011年夏に18歳ながらミランへ移籍し、フィリッポ・インザーギやズラタン・イブラヒモビッチといった経験豊富な一流選手がいる中で、加入初年度から公式戦28試合に出場したエル・シャーラウィ。2012年にセリエAの若手優秀選手賞に輝き、2012-13シーズンははリーグ戦37試合に出場して16ゴール6アシストを挙げる活躍などを見せ、「ミランの至宝」と言われる存在となっていた。しかし、その後たび重なる怪我などに苦しめられ、出場機会が大幅に減少すると、モナコやローマへレンタル移籍。そして、2016年夏からは彼の買取を決断したローマへ完全移籍し、昨季は公式戦44試合に出場して12ゴール10アシストを記録するなど、不調からの復活を遂げていた。

そんなエル・シャーラウィがミラン戦を前に伊『sky SPORT』のインタビューに応じ、「僕にとって、ミランは夢の頂点だったんだ」とコメント。そして「僕はミランでセリエAの初ゴールやチャンピオンズリーグでの初ゴールを記録した。選手として一人前になる上で、非常に重要なものだったよ」と当時を振り返った。
その上で「僕はこれからもミランに感謝し続けるだろう。僕にとっては、日曜日の試合も特別だからね。これまでミラン戦で2つのゴールを奪ったけど、僕は喜びをあらわにしなかった。それは日曜日にゴールしても変わらない。彼らへの敬意を欠くことはないからね」述べている。

さらに「ミランは偉大な選択をし、チームを変革した。クオリティの高い選手が加入したし、僕が思うに結果もついてくるんじゃないかな。僕らはとてもタフなチームと相見える。ただ、彼らを倒すために最高のローマを披露してみせるよ」とミラン戦への意気込みも語った。

ユヴェントスとナポリを追走するためにも、両チームにとって是が非でも勝ち点3ポイントを獲得したい一戦である。はたして、ローマとミランのどちらに軍配が上がるのか。

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