バルサの評価が一気に逆転 スペイン紙が層の厚さ、守備力、指揮官の手腕を大絶賛

開幕から連勝続きのバルセロナ photo/Getty Images

開幕前とは評価が異なる

開幕前はあれほど不安な意見が多かったバルセロナだが、開幕5連勝を達成したことで評価は一気に逆転。今やスペインメディアも新生エルネスト・バルベルデ率いるチームの能力を絶賛している。

スペイン『MARCA』はバルセロナが好調なスタートを切った理由がいくつかあると報じ、まず最初に守備の安定感が増したと主張。ジェラール・ピケとサミュエル・ウムティティのコンビも成熟し、昨季より堅くなっているのは間違いない。さらに右サイドバックにネウソン・セメドが加入し、純粋なサイドバックではないセルジ・ロベルトを回す必要性がなくなった。同メディアは「2失点だけに抑えているのは偶然ではない」と伝えており、その安定感を絶賛している。

次に称賛したのは新戦力の活躍だ。セメドもそうだが、当初は疑問視されていたパウリーニョもヒット。得点にアシストにフル稼働している。そのパウリーニョを含めデニス・スアレスのように途中出場した選手が結果を出していることも特徴的で、同メディアは「バルサには信頼できるベンチメンバーがいる」と層の厚さを評価している。開幕前は層が薄くて不安との評価だったが、こちらも大きく変わっている。
また、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケッツ、イヴァン・ラキティッチの中盤トリオも好パフォーマンスを見せている。新戦力の躍動と同時にイニエスタやブスケッツら黄金期を知るメンバーも良い状態にあり、これも大きなポイントだ。

そして最後に同メディアはチームのロケットスタートを実現した新指揮官バルベルデの存在が大きいと伝え、戦術面でフレッシュな空気を取り込んだと手腕を称賛している。開幕5試合だけで全てを判断することはできないが、バルセロナの評価は大きく変わってきている。一方で盤石と言われたレアル・マドリードが苦しい立ち上がりとなっており、開幕前の予想とは異なっている。

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