ケルン、ドルトムントの猛攻に屈す 大迫のハードワークも実らず悪夢の4連敗

開幕4連敗を喫したケルンの面々 photo/Getty Images

公式戦4試合連続の複数失点

17日にブンデスリーガの第4節が行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントが同代表FW大迫勇也が所属するケルンと対戦した。なお、大迫は先発出場を果たし、香川はベンチスタートとなっている。

大迫を中盤に下げた[4-1-4-1]に近い布陣で守備を固めたケルンだが、試合序盤に早くも目論見が外れる。2分、ドルトムントのヤルモレンコがケルンの左サイドを突破してクロスを上げると、ニアサイドに飛び込んだフィリップがヘディングで反応し、先制点を挙げた。

先制を許したケルンは最前線のコルドバや左サイドのビッテンコートを中心に反撃を試みるも、ドルトムントのハイプレスを掻い潜れず、逆にカウンターを浴びる展開が続く。
ケルンが効果的な攻撃を繰り出せないまま迎えたアディショナルタイム。ドルトムントがコーナーキックのチャンスを得ると、GKホルンがキャッチし損ねたボールにパパスタソプーロスが反応し、シュートはゴールの中へ。一度はパパスタソプーロスのファウルがあったとしてノーゴールの判定が下されたものの、直後に行われたビデオ判定でノーゴールの判定が覆り、ドルトムントが追加点を挙げた。ドルトムントが2点をリードする展開で、前半を終える。

後半に入り、ケルンは[4-4-1-1]に近い布陣を採用。大迫をトップ下に置いて得点を狙うも、なかなかドルトムントのパスワークを寸断することができない。ケルンが芳しくない雰囲気を払拭できないまま迎えた59分。クリュンターが自陣ペナルティエリア内でハンドの反則を犯し、PKを献上。このPKをオバメヤンに決められてリードを3点に広げられると、60分にもピシュチェクのクロスに反応したオバメヤンに得点を許し、4失点目を喫した。

なおも攻撃の手を緩めないドルトムントは69分。ダフードのスルーパスに反応したフィリップが相手GKホルンの頭上を越えるループシュートを放ち、チーム5点目となるゴールを挙げた。試合はこのまま終了。ケルンは課題の守備を改善できず、同リーグ開幕4連敗。大迫自身も中盤の守備で奮闘するも、本来持ち味とするポストプレイを披露できずに途中交代となった。なお、ドルトムントの香川はベンチ入りを果たしたものの、出場機会は与えられずに同試合を終えている。

[メンバー]
ドルトムント:ビュルキ、ピシュチェク、パパスタソプーロス、トプラク、ザガドゥ、シャヒン(→ヴァイグル 67)、カストロ、ダフード、ヤルモレンコ(→プリシッチ 67)、フィリップ、オバメヤン(→イサク 85)

ケルン:T・ホルン、クリュンター、メレ、ハインツ、J・ホルン、リッセ、レーマン、ヘーガー(→ヨイッチ 64)、ビッテンコート(→ツォラー 55)、コルドバ、大迫(→セーレンセン 64)

[スコア]
ドルトムント 5-0 ケルン

[得点者]
ドルトムント:フィリップ(2)、(69)、パパスタソプーロス(45+1)、オバメヤン(59)、(60)

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