マンU、終盤に驚異の猛攻撃 16得点中9得点がラスト10分の間に決まっていた

エヴァートンを撃破したマンU photo/Getty Images

エヴァートン戦でも終盤に攻撃陣爆発

開幕5試合で4勝1分と順調なスタートを切ったマンチェスター・ユナイテッドは、4-0で勝利した試合が3度もあるなど攻撃陣の爆発が目立つ。その何よりの特徴は、終盤に得点が多いことだ。17日には堅守で知られる難敵エヴァートンと対戦し、終盤に3点を積み重ねて4-0の勝利を収めている。後半途中まではエヴァートンも良い守備を見せていたのだが、終盤に突如として崩壊してしまった。

英『sky SPORTS』もマンUが魅せる終盤のラッシュに注目しており、ここまで奪った16得点のうち半分以上となる9得点が後半35分以降に決まっている。エヴァートン戦では前半4分にアントニオ・バレンシアのスーパーゴールで先制したものの、なかなか追加点を奪うことができなかった。エヴァートンにも何度か決定機があり、いつ追いつかれても不思議は無かった。しかし後半38分にヘンリク・ムヒタリアンが得点を決めると、44分にロメル・ルカク、ロスタイムにはアントニー・マルシャルがPKから得点を決めて4-0まで点差が広かった。スコア以上に競り合っていた展開だが、最後の10分間でエヴァートンは崩壊してしまった。

さらにリーグ戦だけでなく、先日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のバーゼル戦でも後半39分にマーカス・ラッシュフォードが得点を決めている。今季はここまで後半35分以降に得点を決めなかった試合が1つもなく、終盤の得点力は驚異的なレベルにある。これについてクラブOBのガリー・ネビル氏も「我慢して待ち、相手が捨て身になってかかってきた終盤にユナイテッドが得点を決めるのが少しパターンになっている。これが今季は2,3度起きている」とコメントしており、終盤に前がかりになった相手を速攻で沈める力が今のマンUにはある。
相手が前がかりになればルカクやムヒタリアンのスピードを活かしてカウンターアタックを仕掛け、相手が守備を固めてなかなかゴールを奪えない時はマルアン・フェライニなど高さを武器に強引に押し込んでいく。現在のマンUにはこうした選択肢があり、これは昨季から大きく変わったポイントと言える。

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