昨季1冠止まりのバイエルン指揮官 クラブ首脳が契約打ち切りを検討か

主力選手との確執も囁かれているアンチェロッティ監督 photo/Getty Images

同監督の契約解除条項が明らかに

昨夏よりバイエルン・ミュンヘンの指揮を執っているカルロ・アンチェロッティ監督。UEFAチャンピオンズリーグ(以下UCL)で3回の優勝を誇る名将として知られているが、昨季にUCLとDFBポカールのタイトルを逃すなど、芳しくない状況が続いている。

こうした状況のなか、2019年6月30日まで契約が残されている同監督の契約解除条項が米『ESPN』で明らかに。12日に開幕したUCLの結果しだいで同監督を今季限りで解任できるという条項が現行契約に含まれており、状況に応じてクラブ首脳がその権限を行使するのではないかという見解が同メディアで示されている。なお、同監督がバイエルン指揮官の職を解かれた場合に備え、プレミアリーグへの復帰を検討しているという見方が併せて報じられた。

今季のブンデスリーガ第3節(ホッフェンハイム戦)で早くも黒星を喫したほか、フランク・リベリやトーマス・ミュラー、及びアリエン・ロッベンが出場機会に関する不満を露わにするなど、求心力の低下が囁かれているアンチェロッティ監督。中盤や最前線の布陣が毎試合のように変わるなど、試行錯誤が続いている同監督だが、国内2冠とUCL制覇という壮大な野望にむけてチームを昇華させることができるだろうか。

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