12日、いよいよチャンピオンズリーグがスタートする。昨季史上初の連覇を達成したレアル・マドリードは今回も優勝候補の一角で、それを追うユヴェントス、世界最強クラスの攻撃陣を揃えたパリ・サンジェルマンもこのレースに入ってくるだろう。
では、今季のチャンピオンズリーグを制するのはどのチームなのか。英『Daily Mirror』はグループステージの開幕前にアンケートを取っているが、そこではバイエルンやユヴェントス以上に人気を高めているクラブがあった。
まず5位は、今夏に大型補強をおこなったマンチェスター・シティで6%の票を獲得している。優勝を狙うには守備陣がやや不安定にも思えるが、攻撃力は欧州トップレベル相手にも十分通用するはずだ。攻撃陣は層も厚く、指揮官ジョゼップ・グアルディオラのスタイルがフィットすればサプライズも起こせるかもしれない。
4位はバルセロナで9%だ。バルサはネイマールが抜けたため、新加入のウスマン・デンベレがどこまでやれるかがポイントだ。リーガ・エスパニョーラでは快調なスタートを切ったものの、今季もリオネル・メッシやルイス・スアレスなど特定の選手に多くを依存している部分は変わらない。彼らの調子や、怪我をしていないかなどに大きく左右される不安はある。
3位はパリ・サンジェルマンで12%だ。パリはネイマール、キリアム・ムバッペ、エディンソン・カバーニの3トップを擁しており、この3枚は脅威だ。さらに最終ラインでもプレスネル・キンペンベなど若手が評価を高めており、もはや彼らの優勝もサプライズとは言えなくなってきている。他国のリーグに比べてチャンピオンズリーグに集中しやすい環境が整っているのも大きいだろう。
2位は驚くべき高評価だが、マンチェスター・ユナイテッドで17%だ。マンUはロメル・ルカクやネマニャ・マティッチなど今夏に印象的な補強を展開し、プレミアリーグでも幸先のいいスタートを切っている。ジョゼ・モウリーニョのチームは2年目に強いと言われるが、それも影響しているのか2番手と評価が高い。ルカク、ヘンリク・ムヒタリアン、アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォードなどカウンターでも強みを発揮する選手がいるのは大きく、守勢になった展開からでもゴールを狙う力はある。
そして1位はレアルで32%だ。レアルは国内リーグでこそ不安定な立ち上がりだが、選手層では他クラブを上回る。特に中盤の豪華さは驚くものがあり、どのチーム相手でもゲームを支配できるはず。
今回はバイエルンもプレシーズンから不安定な戦いが続いており、ユヴェントスもやはりレオナルド・ボヌッチを失ったことが気にかかる。攻撃陣は力をつけているが、守備力がやや落ちたようにも見えるのは不安材料だ。それもあってか今の段階でバイエルンとユヴェントスを優勝候補に推す者は少なくなっているが、このアンケート通りパリやマンチェスターの2クラブが快進撃を見せることになるのだろうか。