インザーギ監督が『注目度の低さ』を嘆くも…… ラツィオ、ミラン撃破でスクデット争いに名乗り 

ラツィオを躍進させるインザーギ監督 photo/Getty Images

エースもチームの出来に自信

10日にセリエAの第3節が行われ、ラツィオがACミランをホームへ迎え入れた。

試合は、イタリア代表FWチーロ・インモービレのハットトリックなどで、スコアを4−1としたラツィオ。今夏の移籍市場で積極補強を行なったミランを撃破し、2勝1分の無敗をキープした。一方、守備が崩壊したミランは今季公式戦初黒星を喫している。

スーペルコッパ・イタリアーナ(イタリア・スーパー杯)で王者ユヴェントスを退け、満を持してSPALとの開幕戦へ臨んだラツィオだが、昇格クラブ相手にゴールを割ることができずスコアレスドロー。今後に不安が残る新シーズンの幕開けとなったが、第2節のキエーヴォ戦に続き、ミラン戦でも勝利したことで一気に払拭した。
伊『MEDIASET PREMIUM』のインタビューに応じたシモーネ・インザーギ監督も「今日のようなプレイができれば、偉大なことを達成できるだろう」とコメント。さらに「試合前は、誰もこのような結果を予想できなかったと思う。ただ、我々は何をすべきか知っていたし、素晴らしいチームを見せることができた。今日の結果で、多くの人々がラツィオの話をするようになるんじゃないかな。スーパー杯でユヴェントスを破ったのに、我々のことはなかなか話題にのぼらなかったからね。我々は再び世間を驚かせてみせる。今季、頂点を取る準備ができていることを証明してみせるよ」と『注目度の低さ』を嘆きつつ、スクデット獲得への意気込みもあらわにしている。

そして、ミラン戦の勝利の立役者となったインモービレも「スーパー杯の後、誰もが僕の調子は落ちると述べていた。だが、ミランから4ゴールを奪えるチームはそう多くはないだろう。僕たちは現在、正しい軌道に乗れていると思うよ」と自信を見せた。

今季のスクデット争いに名乗りを上げたインザーギ監督が率いるラツィオ。次節は17日にジェノアとアウェイで対戦する。はたして、この一戦でも勝ち点3ポイントをゲットし、上位チームを追走することができるのか。

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