ガンバ、長谷川監督の今季限りでの退任を発表 J1昇格翌年に“国内3冠”

ガンバでのラストシーズンに挑む長谷川監督 photo/Getty Images

「クラブとして新たなステージへ」

明治安田生命J1リーグに所属するガンバ大阪は7日、長谷川健太監督の今季限りでの退任を発表した。

同クラブの代表取締役を務める山内隆司氏は、クラブ公式ホームページ上に同監督に対する感謝の言葉を綴っている。

「長谷川監督にはガンバ大阪がJ2に降格した翌年、2013シーズンに就任して頂きました。J1昇格を義務づけられた難しいシーズンでしたが、優勝して1年で復帰することが出来ました。そして、何より復帰した2014シーズンにはJ1リーグで優勝を飾るだけでなく、ナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)や天皇杯も優勝し、昇格即3冠という偉業を成し遂げることが出来ました。また、2016シーズンのベストヤングプレイヤー賞を受賞し、日本代表にも選出された井手口陽介選手や、U-20ワールドカップ2017で日本代表の中心選手として活躍した堂安律選手などの若手選手を積極的に起用し、チーム力の底上げにも大きく貢献していただきました。しかし、クラブとしては新たなステージに向けてステップを踏み出す時と考え、熟考のうえ、長谷川監督からの卒業はこのタイミングだと判断しました。この5シーズンの間、J2に降格して厳しい状況だったガンバ大阪を救い、さらにJ1で4度の優勝(タイトル)へ導いて頂いた長谷川監督には心より感謝申し上げます」(同氏のコメントより抜粋)
今季のJ1リーグで首位鹿島アントラーズと勝ち点差13の7位に留まっているものの、現段階でルヴァンカップと天皇杯を含めた国内3冠の可能性を残しているガンバ大阪。約5年間の苦楽を共にした指揮官のもとで、選手たちは集大成となるプレイを披露することができるだろうか。同クラブの新たな挑戦が、今始まろうとしている。

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