ウェールズのW杯出場はあるか ベイル「予選を突破できないと思うならここにはいない」

ウェールズ代表のベイル photo/Getty Images

EUROに続くメジャートーナメントへ

EURO2016でベスト4に進出するなど世界を騒がせたウェールズ代表だが、現在行われている2018ロシアワールドカップ欧州予選では少し苦しい立場にあった。グループDに所属するウェールズは2位アイルランド代表と首位セルビア代表を追いかける立場だったが、今回の2連戦では持ち前の粘り強さを見せた。

まずは2日にオーストリア代表を若手のベン・ウッドバーンのゴールで1-0と撃破すると、5日にはアウェイで格下モルドバに2-0で勝利。終盤までゴールの決まらない苦しい展開だったが、80分にハル・ロブソン・カヌ、終了間際にアーロン・ラムジーがゴールを決めて勝ち点3を獲得した。これでウェールズは勝ち点を14に伸ばし、同日に行われたアイルランドとセルビアの首位決戦でアイルランドが敗れたため、ウェールズがアイルランドを勝ち点1差でかわして2位に浮上した。

残りは10月の2試合だが、チームの絶対的エースであるFWガレス・ベイルも自信を見せている。英『sky SPORTS』によると、ベイルは今回の2連戦を含め全勝すればプレイオフに回ることなく予選突破を決められると考えているようで、10月の2試合でも勝ち点6を獲得すると意気込みを語っている。
「もし僕たちが最後の4試合に勝利すれば、プレイオフに回らずトップに立てるチャンスがある。僕たちは今回の試合に向けて自信があったし、非常に上手く準備していた。4試合すべてに勝つのが難しいと分かっているけど、僕たちは勝ち点を獲得してより良い位置にいけるよう全力を尽くすつもりだ。もし予選を突破できないと思っているなら、僕はここにいないよ。僕たちはやれると全員が信じている。これが最も重要なことだね」

ウェールズの残り2試合の対戦相手はアウェイのジョージア代表戦、そしてホームでのアイルランド代表戦だ。まだどうなるか予想はできないが、ジョージアはウェールズにとって格下だ。ここでは確実に勝ち点3を獲得しておきたい。一方でアイルランドは同日にホームでグループ最下位のモルドバと対戦するため、こちらも勝ち点3を獲得できる可能性が高い。そうなると、最終戦のウェールズとアイルランドの一戦はプレイオフ進出を懸けた直接対決となる可能性も考えられる。

もちろん首位のセルビアがオーストリア、ジョージア相手に勝ち点を取りこぼせば状況は変わってくるが、いずれにしても最終戦のウェールズVSアイルランドはグループの運命を決める試合となるだろう。ベイルは自信を見せているが、EURO2016に続いてワールドカップにも出場できるか。

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