ヴェンゲルへ英紙が提案 優秀なDF不在、エジルも機能しない3バックをやめるべき

アーセナルを率いるヴェンゲル photo/Getty Images

昨季終盤にフィットしたが……

昨季のプレミアリーグでは3バックが流行し、これまで4バックを続けてきたアーセナル指揮官アーセン・ヴェンゲルもこのシステムをシーズン途中から採用した。それがシーズン終盤に良い流れを生み、FAカップ制覇やコミュニティ・シールド制覇に繋がったのは間違いない。

しかし英『METRO』は、この3バックをやめた方がいいのではないかと提案している。ここ最近のアーセナルは結果が出ていないが、システムを変えてみるのも1つの手だ。

同メディアがまず指摘したのはアレックス・オックスレイド・チェンバレンが今夏に退団したことだ。チェンバレンはウイングバックの選手として定位置を確保していたが、チェンバレンが抜けたことでアーセナルのウイングバックの層は薄くなった。
さらにセンターバックの質も気にかかる。3バックの際にはセンターバックが3枚出場することになるが、アーセナルはトップレベルのセンターバックを3枚揃えることができていない。ローラン・コシェルニーは別としても、若いロブ・ホールディングやサイドバックを本職とするナチョ・モンレアルのセンターバック起用にこだわる必要もない。ベンチにはシュコドラン・ムスタフィがいるため、センターバックの質を考えてコシェルニーとムスタフィを軸とした4バックに戻してもいいだろう。

そして最後にメスト・エジルだ。エジルは[3-4-2-1]の「2」の部分に入っているが、同メディアはこの役割がエジルの能力を100%活かすことになるとは考えていない。エジルはシャドータイプの選手ではないため、同メディアとしては[4-2-3-1]のトップ下で起用するのが無難ではないかとの考えだ。

昨季終盤の戦いからヴェンゲルも3バックに手応えを感じていたはずだが、これをずっと継続する必要もない。今のシステムがベストな選択なのか再考してみるのもいいだろう。

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