チェンバレンは過大評価されている? 英紙が放出を嘆く必要なしと主張する4つの理由 

リヴァプールに移籍したチェンバレン photo/Getty Images

アーセナルからリヴァプールへ移籍

31日、リヴァプールはアーセナルからMFアレックス・オックスレイド・チェンバレンを獲得したことを発表した。アーセナルとしてはライバルクラブに選手を放出する形となり、サポーターの中には残念に思っている者もいるだろう。

しかし英『METRO』は、チェンバレンの放出を嘆く必要はないと主張している。その理由は4つある。まず1つは、アーセナル加入以降の6年間で思ったほど成長しなかったことだ。チェンバレンは10代のころから天才と呼ばれ、好調時にはとんでもないパフォーマンスを見せることもあった。しかし怪我も多く、アーセナル加入以降プレミアリーグで2ゴール以上奪ったシーズンが1度もないのだ。これはかなり寂しい数字だ。

2つ目はアーセナルにおいてもチェンバレンはファーストチョイスになりきれていなかったことだ。チェンバレンは期待の若手と言われたが、もう24歳。今季はウイングバックとして定位置を確保しようとしていたが、昨季まで絶対的なスターターではなかった。チェンバレンを失ったからといって大怪我にはならないと同メディアは考えている。
3つ目はリヴァプールが3500万ポンドの移籍金を支払ったことだ。チェンバレンは2011年にサウサンプトンからアーセナルに移籍したが、その際アーセナルが支払った移籍金は1200万ポンドとされている。その選手を3500万ポンドで手放したとなれば、それほど悪い話ではない。

そして4つ目はアーセナルに直接関係があるわけではないが、チェンバレンがリヴァプールでもファーストチョイスにならないだろうということだ。チェンバレンがセントラルMFでのプレイを好んだとしても、そこにはジョーダン・ヘンダーソン、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、エムレ・チャン、負傷離脱中のアダム・ララーナもいる。前線ではフィリペ・コウチーニョを欠いている現在でもロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、サディオ・マネの3人が大暴れしている。ここにチェンバレンが割って入るのは簡単ではない。

チェンバレンは将来性ある優秀な選手との評判だったが、アーセナルサポーターは放出を嘆く必要はあるのか。同メディアは過大評価されている部分もあると感じているようだ。

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