W杯3位オランダが予選で消えるなんて“アリエン”! グループ4位転落も「プレイオフ進出は可能」

チャンスを逃し、天を仰ぐロッベン photo/Getty Images

上位との直接対決を残しているが……

8月31日にロシアW杯の欧州予選が行われ、グループA2位のフランス代表と3位のオランダ代表が対戦した。

試合は、開始14分にワンツーで抜け出し、GKと1対1になったアントワーヌ・グリーズマンが落ち着いてゴールに流し込み、フランスが前半を1点リードして折り返す。後半に入っても手を緩めないフランスは、61分に退場者を出して10人となったオランダを攻め立てる。

すると73分、クロスのこぼれ玉を拾ったトマ・レマルがペナルティエリア手前からダイレクトで思い切って左足を振り抜く。これがゴール右上に突き刺さり、フランスがリードを2点に広げた。さらに、フランスはカウンターから88分に再びレマルが、91分にキリアン・ムバッペが立て続けにゴールを奪い、オランダを4発粉砕。4-0でフランスが勝利を収め、グループAの首位に浮上した。一方、オランダはこの敗戦で4位に転落。W杯出場に向けてピンチに立たされている。
試合後、オランダ代表FWアリエン・ロッベンが地元メディア『RTV NOORD』のインタビューに応じ、次のように語っている。

試合前「非常に重要な試合。僕が持っている全てを出し尽くすよ」と語っていたロッベンだが、「フランスは素晴らしいパフォーマンスを披露していたね。今日の敗北は当然の結果だった。後半は10人になってしまったし、完全な負け試合だ。僕自身も何度か決定的なチャンスを逃してしまったしね」と述べ、フランス戦の完敗を認めている。

ただ、今後については「単純だ。僕たちは残りの試合で、勝ち点3ポイントを取り続ければいいだけ。プレイオフへ進出する可能性(各グループ2位の成績上位8チーム)は十分にある」と話し、最後まで諦めない姿勢を見せた。

2位のスウェーデン代表が4位のブルガリア代表に敗れたため、3試合を残して2位との勝ち点差が「3」と、望みはつながった(オランダはスウェーデンとブルガリアと直接対決を残している)。はたして、ブラジルW杯3位のオランダは、ロシアW杯行きのチケットを手にすることができるのか。オランダは次戦、9月3日にブルガリア代表と対戦する。

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