アセンシオ、イスコ急成長 スペイン代表に再び浮上する”0トップ案”

スペイン代表のアセンシオ photo/Getty Images

豪華なMF陣をメインに

現在レアル・マドリードは欧州サッカー界を支配する勢いだが、その流れがスペイン代表にも良い影響を与えそうだ。

スペインは一時期0トップで戦っている時もあり、EURO2012ではセスク・ファブレガスがその役割を務めるなど豪華なMF陣を軸に試合を動かしていた。スペインにはダビド・ビジャやフェルナンド・トーレスなど優秀なFWもいたが、彼らを除けばFW探しに苦労してきたチームだ。0トップで戦う案が出るのも仕方がないだろう。

それは今回の代表戦でも同じで、スペイン『MARCA』はフレン・ロペテギ率いるチームが再び0トップにチャレンジする可能性もあると見ている。現在のスペイン代表ではジエゴ・コスタがプレイしていない状況で、代表復帰を果たした35歳のビジャにも数年前と同じパフォーマンスを求めるのは酷だろう。実質計算できるのはアルバロ・モラタのみとなるが、同メディアは替わりにイスコやマルコ・アセンシオなどを0トップとして起用する案もあると伝えている。
両者ともレアルで確かな地位を築いている選手で、ジネディーヌ・ジダンの下で大きく成長している。これからはスペイン代表の中心選手になっていくだろう。特にアセンシオは得点能力も高く、0トップのように自由を与えるのも面白い。それをコントロールするコケ、チアゴ・アルカンタラ、ダビド・シルバ、セルヒオ・ブスケッツなどスペインの中盤は再び豪華になってきているが、もう1度魅惑のパスワークで世界を支配できるか。スペインは2日に2018ロシアワールドカップ・欧州予選でイタリア代表、5日にリヒテンシュタイン代表と対戦することになっている。

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