圧倒的な攻撃力と強固な守備力、リーグ制覇にはどちらが重要か? 英メディアが分析

圧倒的な攻撃力誇るリヴァプール photo/Getty Images

リヴァプールとアーセナルにもチャンスあり?

どんなチームからでも得点を奪える圧倒的な攻撃力か、それともどんな相手の攻撃でも抑えられる守備力か、どちらがリーグ制覇をするうえで必要なのだろうか。両方とも必要な要素ではあるものの、これは気になるポイントだ。

27日にはアーセナルとリヴァプールがプレミアリーグ第3節で対戦することになっているが、両チームは攻撃力が武器だ。守備は脆いと指摘されており、特にリヴァプールは今夏にセンターバックを補強すべきと言われてきた。守備を整備しない限りプレミア制覇はないとの見方が大半で、現状では厳しいだろう。

しかし英『sky SPORTS』は、攻撃力を武器とする両チームにもリーグ制覇のチャンスはあると主張している。同メディアが注目したのは、1995-96シーズン以降のプレミア王者の成績だ。
1995-96シーズンからの22シーズンで、リーグ最少の失点数でプレミア制覇を果たしたのは9チーム。一方、最多得点で優勝したのは14チームもある。2000-01シーズンのマンチェスター・ユナイテッド、2003-04シーズンのアーセナル、2005-06シーズンのチェルシーと、攻守どちらも1位だった完璧なチームも存在するが、両方を持ち合わせたチームは稀だ。

また優勝した22チームのうち、得点数がリーグ4位以下のチームは存在しなかった。最低でも得点数はリーグ3位以内に入っており、攻撃力は必須だ。一方で失点数では1996-97シーズンを制したマンUがリーグ7位の失点数、1999-00シーズンのマンUが6位、2012-13シーズンのマンUが5位と、失点数が多いながらも優勝したケースもある。

同メディアはこの数字からリヴァプールとアーセナルにもプレミア制覇のチャンスがあると捉えているようだが、特にリヴァプールは圧倒的な攻撃力で失点数の多さをカバーできるのか。攻撃力はリーグ屈指のものがあるとも言われるだけに、この数字には少し期待したいところだ。

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