鎌田大地の先発はサプライズ 指揮官が評価したのは中央、サイドこなす柔軟性

フランクフルトを指揮するコバチ photo/Getty Images

フルゴタより優先して起用

20日にブンデスリーガ開幕節でフライブルクと対戦したフランクフルトは、長谷部誠と鎌田大地が揃って先発出場した。長谷部はすでにチームの中心となっており、先発起用は当然だ。しかし、鎌田は今夏に加入したばかりの選手だ。いきなりのリーグ戦先発起用に驚いた人もいるかもしれない。

独『Kicker』も鎌田の先発起用がサプライズだったと取り上げており、ベンチスタートとなったブラニミル・フルゴタよりも優先して鎌田が起用されたことに驚いている。鎌田はこの試合でセバスティアン・ハラーとコンビを組んでいるが、同メディアは前線を2トップにするのであればフルゴタが先発すると予想していたようだ。

この起用法について指揮官のニコ・コバチは、「5-4-1、4-4-2とシステムを変更するうえでフルゴタよりダイチの方が簡単だったんだ。常にプランB、Cを用意しておかないとね」とコメントしており、中央とサイドの両方をこなす鎌田の柔軟なさを評価している。
とはいえ、今後も鎌田がスタメンで起用されるとの保証はない。この試合での鎌田のパフォーマンスは決して良くなかった。鎌田との交代で途中出場したケビン・プリンス・ボアテングの方が目立っていたと言えるだろう。同メディアもボアテングを評価しており、次節は鎌田に代わってボアテングが入る可能性を主張している。

複数ポジションをこなせるところが評価されたのは大きいが、鎌田はここから実力でもアピールできるのか。開幕節でボアテングが良かっただけに、ポジション争いは想像以上に激しくなりそうだ。

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