“怒りのロッベン”にアンチェロッティも困惑 「先発しないことで合意してた。怒っていた理由が分からない」

バイエルンを率いるアンチェロッティ photo/Getty Images

開幕戦は途中出場

ブンデスリーガの2017-18シーズン開幕戦、王者バイエルンはレヴァークーゼンを3-1で撃破した。相手の方がシュート数が多く、やや苦しい展開だったのは確かだが、そこで確実に勝ち点3を掴むところに王者の強さがある。新戦力のニクラス・ズーレ、コランタン・トリッソに揃ってゴールが生まれたのも好材料だろう。

そんな中、この試合で途中出場だったFWアリエン・ロッベンは不満を露にしながらピッチを後にしたとされている。ロッベンには恩師ジョゼ・モウリーニョ率いるマンチェスター・ユナイテッド行きの話題まで出ており、気になるところではある。米『ESPN』によると、指揮官のカルロ・アンチェロッティも何に怒っていたのか分からないと口にしており、怪我から復帰を果たすうえで互いに意思疎通が取れていたことをアピールしている。

「なぜ彼がハッピーではなかったのか分からない。我々はこの試合に先発しないことで互いに合意してたんだ。彼は怪我から戻ってきたところで、カップ戦では20分、そして今日は30分プレイした。これがプランだった。私は彼が怒っていた理由は分からない」
また、アンチェロッティは守備にも問題があったとコメントしており、開幕戦では課題を多く見つけたようだ。

「タフなゲームだった。我々は早い時間帯に得点を決めたが、上手く守れなかった。ライン間に多くのスペースがあったね。この段階では起こり得ることだ。我々は改善しないといけない。クリーンシートを達成するためにはもっとコンパクトにしないとね」

バイエルンは今夏のプレシーズンでもミランに0-4、リヴァプールに0-3で大敗を喫するなど、不安な部分もあった。開幕戦で勝ち点3を獲得したのは大きいが、悲願のチャンピオンズリーグ制覇などに向けまだまだ改善すべき点は多いと言えそうだ。もちろんUCL制覇にはロッベンの存在も欠かせないが、アンチェロッティはロッベンを満足させられるか。

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