「クラシコの中盤はマドリーが支配した」 MF陣のクオリティは完全にバルサを上回った

スーペル・コパを制したレアル photo/Getty Images

スーペル・コパでも圧倒

いつから力関係が変わってしまったのだろうか。13日と16日におこなわれた今回のスーペル・コパでは、レアル・マドリードが終始バルセロナを圧倒した。1stレグはレアルがアウェイで3-1、2ndレグはレアルが2-0で勝利した。2戦合計は5-1となり、力の差は歴然だった。

これにスペイン『MARCA』は、「クラシコの中盤はマドリーが支配した」と伝えており、今ではレアルがボールを巧みに回すチームになっている。しかも驚きなのは1stレグと2ndレグでメンバーが変わっていることだ。1stレグではルカ・モドリッチが起用できず、カゼミロ、マテオ・コバチッチ、トニ・クロース、イスコが先発。2ndレグではカゼミロとイスコがベンチスタートとなり、モドリッチ、さらにはサイドにルーカス・バスケスとマルコ・アセンシオが入っている。メンバーを変えても中盤の質が大きく落ちないのは見事だ。

一方バルセロナの中盤は数年前に比べて明らかに質が落ちた。今夏にはブラジル代表MFパウリーニョを加えたが、これで中盤の支配力が高まるとは考えにくい。同メディアは「近年のバルセロナはMSNを中心としたチームになり、そのMSNを失った。さらに中盤の問題も明らかだ」と伝えており、ネイマールも抜けたバルセロナは何が強みなのか分かりにくいチームになってしまっている。
ジネディーヌ・ジダン率いるレアルの黄金期が始まったともいえるが、今季のリーガ・エスパニョーラはレアルが一方的に支配することになるのか。クラシコの力関係は明らかに変わっている。

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