ジョーイ・バートン、クロップの手腕を疑問視「彼はチアリーダーにすぎない」

プレミア屈指の悪玉MFとして知られているバートン photo/Getty Images

今季よりプレミアリーグの解説を担当

賭博に関する違反行為に及んだとされ、4月にイングランドサッカー協会(FA)より18ヶ月間の出場停止処分を言い渡されたジョーイ・バートン(前バーンリー)。後の控訴審で出場停止期間が13ヶ月と1週間に短縮されたものの、2017-2018シーズン中の競技生活の開始が事実上不可能となっている。

こうした状況のなか、バートンが英国のラジオ局『talk SPORT』と契約を結び、2017-2018シーズンのプレミアリーグの解説員を務めることが決定。12日に行われた同リーグ第1節ワトフォード対リヴァプールの一戦で早速解説を担当したほか、試合終了後にリヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督に対する批判を口にした。12日付けの英『INDEPENDENT』が伝えている。

「彼のカリスマ性には目を見張るものがあるし、非常にナイスガイの男のように思える。ただ、俺は彼がタッチラインの近くで飛び跳ねているのを見ると、いつも心配になるんだ。彼は名監督と言うより、チアリーダーさ。彼が名監督と称されるようになるためには、ジョゼ・モウリーニョやジョゼップ・グアルディオラのように多くのタイトルを勝ちとらないと。彼が様々な決勝戦(UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグなど)で負け続けてきたことを俺は忘れちゃいない。俺は彼のオーラを評価していないし、彼を名将と祭り上げることはできないね。更に付け加えるならば、彼のドルトムントでの最後のシーズンは散々なものだった。あわや2部降格というところまでチーム状態が落ち込んだし、完全に選手たちに見放されていたからね」
前述の開幕戦ではセットプレイからの2失点が災いして勝利を逃したリヴァプール。アダム・ララーナやフィリペ・コウチーニョの不在で中盤でのパスワークの精度が落ちたほか、ゾーン・ディフェンスとマンツーマン・ディフェンスを併用するセットプレイにおける守備が機能しないなど、攻守両面において脆さを露呈した。幸先の良いスタートとはならなかったクロップ監督だが、周囲の批判を覆し、リヴァプールを更なる高みへと導くことができるだろうか。

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