プレミア王者チェルシー、開幕敗北! 退場者出し前半で3失点

新加入モラタは結果を残したが

プレミアリーグ開幕節。昨季王者のチェルシーは、バーンリーをホームに迎えた。

ホームゲームでの開幕戦をまずは確実にものにしたいチェルシー。アザールなど主力にケガ人が多く、若いアタッカーのボガを起用しチャンスを窺うが、前半14分に早くもアクシデントに見舞われる。ボールコントロールを誤ったケイヒルが、ドフールに向けて足の裏を見せてスライディングしたというジャッジで、いきなりのレッドカード。昨季王者は早い時間から数的不利での戦いを強いられる。

これでリズムが狂ったか、チェルシーは24分に先制点を許してしまう。右からのアーリークロスに合わせたヴォークスのボレーはクリーンヒットしなかったが、ボールはバウンドしながらゴール左隅に転がり込んでいく。
さらに40分、43分と立て続けにサイド攻撃から失点を喫し、コンテ監督も厳しい表情に。大方の予想を裏切る0-3というスコアで、前半を折り返す。

後半に入ると積極的にゴールを狙いにいくチェルシー。ゴール前に押し込むシーンは増えるものの、決定機を作ることはできない。58分にはバチュアイに代わり、新加入のモラタがピッチに入る。そのおよそ10分後、そのモラタが結果で応えた。ウィリアンの右からのクロスにフリーで飛び込み、頭で合わせて1点を返す。

モラタは73分、クリステンセンの低いクロスを再びゴールへ押し込むが、こちらは惜しくもオフサイドの判定。徐々にスタンフォード・ブリッジがホームらしい雰囲気を取り戻すなか、1人少ないながらに猛攻を仕掛けるチェルシー。ところが81分、コークに対するセスクのタックルが危険と判断され、2枚目のイエローカードでセスクは退場となってしまう。

それでも88分、チェルシーに美しいゴールが生まれる。アスピリクエタからの長いフィードをモラタがバックヘッドで前方に送ると、走り込んでいたダビド・ルイスが蹴り込んで2点目。その後も攻撃的な姿勢を崩さなかったチェルシーだが、ついに同点弾は生まれずホイッスルとなった。

チェルシーは連覇に向け勝点3が欲しいホームゲームだったが、今季は厳しいスタートとなっている。

[メンバー]
チェルシー:クルトワ、ケイヒル(→退場 14)、ダビド・ルイス、リュディガー、アロンソ、アスピリクエタ、カンテ、セスク、ボガ(→クリステンセン 18→ムソンダ 90)、ウィリアン、バチュアイ(→モラタ 58)

バーンリー:ヒートン、ウォード、ミー、タルコフスキ、ロウトン、コーク、ブレイディ、ドフール(→ウォルターズ 75)、ヘンドリック、グズムンドソン(→アーフィールド 75)、ヴォークス

[スコア]
チェルシー 2-3 バーンリー


[得点者]
チェルシー:モラタ(69)、ダビド・ルイス(88)

バーンリー:ヴォークス(24,43)、ウォード(40)

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